新築木造住宅に外壁タイルを貼って後悔しない為に工事専門のプロが教えます必見!

  • 2024年10月8日
  • 2024年10月8日
  • ハウス
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住宅外壁を何にするか?
目先の費用で迷うならタイル外壁一択です
その迷いを払拭してもらうために外壁工事を20年経験している私が
メーカー推奨の施工さえ守れば費用が少々高くても
元も取れて安心安全に暮らしながら、しかも高級感溢れる住宅が手に入ります
その理由を実例を交えてお伝えしますね
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外壁タイルの魅力と基本的な特徴

外壁選びにどのような素材が良いか?迷いますよね

私がこの20年近くでタイル外壁工事に携わった住宅の数も300棟以上にもなります

その経験から、あなたの知らないタイルのイメージを変えてしまうかもしれないので最後までこの記事を読むことで、タイル以外はあなたの選択肢には無くなっていることでしょう。

外壁タイルが選ばれる理由

外壁タイルは、その高級感耐久性から多くの新築住宅で採用されています。

特に木造住宅において、タイルは建物の外観を豪華に演出し、家全体の価値を高める効果があります。

さらに、タイルは非常に丈夫で、風雨や紫外線による劣化に強く、長期間にわたって美しさを保つことができます。

事実10年前20年前に私が施工した(現場監督として)現場をたまに車で通る機会がありその度にそのタイルの現場の外観を見て毎回驚きます。

全く色あせや汚れが目立たないので最近建てられた住宅か?と見間違うほどです!

決して大げさに言っている訳では無く、お施主さんも高価な買い物をしただけの価値はあるよな!といつも感じます。

下記3点が他の外壁素材の追従を許さないタイルの最大お薦めポイントです

美観の向上:さまざまなデザインや色が選べ、個性を表現しやすい。

耐久性:数十年にわたって耐えうる素材で、家全体の寿命を延ばす役割を果たします。

メンテナンス性:タイル自体はメンテナンスが少なく、長期的にコストパフォーマンスが高い。

外壁タイルのデメリットと木造住宅への影響

外壁にタイルを貼る上で一番注意が必要なのが、施工の品質になります。

この後の説明で詳しく順番に見ていく施工方法を知っておいて新築やリフォームで確実にポイントを押さえた工事が進んでいるかをあなたの目で確認しましょう!

同時にハウスメーカーや担当営業そして現場監督との打ち合わせでその知識の答え合わせをしながら工事を進めていくことがタイルの品質や建物をより長持ちさせる理由になるからです。

外壁タイルの注意点

一方で、外壁タイルにはいくつかのデメリットも存在します。

特に木造住宅にタイルを施工する場合、構造上の制約や、湿気や温度変化によるリスクが考えられます。

これを理解し、適切に対策を取ることが重要です。

コストが高い:タイルの材料費だけでなく、施工費も他の外壁材に比べて高額になることがあります。

重さが負担になる:タイルは比較的重い素材で、木造住宅の構造に過剰な負荷をかける可能性があります。

ひび割れリスク:湿気や温度変化による収縮・膨張で、タイルにひびが入ることがあります。

これらの懸念材料である、タイルの重さの建物への負担やひび割れについては、メーカー推奨の施工をマニュアルに従って正しい工事さえすれば心配する必要はありません。

またコストについてもこの後の説明で順番に説明していきます。

木造住宅におけるタイル工事のポイント

木造住宅に外壁タイルを貼る際には、いくつかの技術的なポイントを押さえる必要があります。

まず、基礎部分の強度をしっかり確認し、必要に応じて補強を行うことが大切です。

さらに、タイル施工後のメンテナンスを見越して、定期的なチェックや補修計画を立てることも重要です。

基礎の補強タイルの重量を支えられるよう、家の基礎部分を強化する必要があります。

ちなみに平均的な200㎡程度の住宅で多くの外壁で採用される窯業系サイディングと比較すれば、さらにプラスしてタイルの重みが加わるのでおよそ※3トン前後の重量がより重く住宅の基礎に加わります。※LIXILの普及版タイルセラヴィオグランBの重さ

元々住宅全体の重みは、何十トンにも及ぶのでタイルを採用してプラスされた3トン前後の重量自体が基礎に及ぶ影響は、少ないとは思いますが、タイルで家を建てると決めれば、念のためハウスメーカーに基礎の補強が必要かどうかは、確認された方が良いでしょう!


湿気対策:木造住宅は湿気に弱いため、防水対策を徹底することが求められます。


外壁を施工する立場から言えば、防水対策は当然で通気工法と呼ばれる外壁施工が基本となるため特に心配する必要はありません

メンテナンス計画タイルのひび割れや劣化に備えて、定期的な点検を実施しましょう


これもひび割れ防止の施工を行ないますし、劣化しないのが基本タイルの特徴です

メーカー推奨の施工方法とは?

ここでは、あまり詳しく施工方法をお知らせしてもわかりずらいので分かりやすく施工された現場の写真をもとにポイントで説明していきます。

例えばあなたが、新築やリフォームで外壁の仕上げをタイルで決めたならこれらのポイントを知っておくだけで後々の不具合やメンテナンスの対応に役立ちます。

それよりも現場進捗の確認や建てる前のハウスメーカーとの打ち合わせであなたの資産になる家づくりに役立つので最後まで読み進めましょう!

  1. タイル貼り用の下地のサイディングを先に取り付けてタイルを貼る工法

  2. タイルを貼る為の専用のサイディングを取り付ける工法

  3. 上①と②は接着剤でタイルをはるがモルタルで1枚1枚タイルをはる工法

この記事では、工期や金額、そしてメンテナンス性などのメリットでお薦めできるそして多くの新築現場で採用されている①のはるかべ工法についてメインにお伝えしていきます。

①のはるかべ工法をお薦めする理由の前に②のタイル専用のサイディングは専用なのにどうして?の疑問を持たれたあなたにお答えすると

②の工法はメーカーが、施工する業者に対して認定店制度を設けて認定店だけに工事をさせている点

ウラを返せば、簡単に言うと、この工法はそれだけ不具合が起きる可能性が高いのでちゃんと施工しないとダメですよ!になります。

③の工法は、圧倒的に工期と金額がかかりタイルを工事する職人さんの腕にも①と②の工法と比べて大きく左右されます

正しい施工が住宅を長持ちさせるその理由

それでは、具体例を現場写真をお見せしながらお伝えしていきます

①事例

お薦めするはるかべ工法は、タイル用の下地サイディングを取り付けた後に専用のタイル用接着剤を塗ってその上にタイルを貼ります。

上記の写真のように3層構造がはるかべ工法。

多くの現場の場合は、この下地サイディングが化粧の窯業系サイディングに置き換わりタイルを貼らないのでそのまま仕上げ外壁で完成。

写真の施工実例では、タイルは1枚貼りのタイルで接着が硬化するのを待ってから最後に目地をつめて完了の現場になります。

今回のこの現場の例では、玄関横の壁をアクセントにタイルで引き立てるのが目的でタイルを少しでも使いたい施主向け。


②事例

次にこちらもベランダ周りをアクセントにして高級な石目調のタイルを使っています

ここからが重要ポイントでタイルの割れを心配される疑問に、このジョイントテープと呼ばれる地震や建物自体の揺れをタイルに影響させないための部材でこのテープが伸縮してタイルが割れるのを防止してくれています

そしてタイルを貼る為の専用接着剤を規定の量を使用して壁面に塗った状態

どうですか?ワンポイントでこのような石目調のタイルを貼ると高級感がでますので見た目が引き立つ事例

③事例

タイルを貼る前の下地サイディングまでが窯業系化粧サイディングと同じ行程で新築の場合は進みます

そのあともう1行程の工事が必要なのがタイル貼りになるので工期的にはあと2週間前後は必要になります

タイルを貼る前の下地サイディング工事が進んでいる写真でタイル工事が完成すると次の写真☟

④事例  ③と同じ全面タイル貼りの新築現場☟

タイルはりが完成して少し全体のイメージがわかりにくいですが☟

真っ白に覆われた結構いけてる新築になりました。

タイルの意匠イメージをより分かりやすく見える写真がこちら☟

⑤事例

続いての事例は、タイルを貼るならメーカーがマニュアルどうりの施工をすれば保証の対象になりうる施工方法を写真を例に説明していきます。

万が一の保証とは、タイルに何らかの不具合が生じた原因がマニュアルどうりの施工をしていても生じる場合のみで、この記事で説明しているはるかべ工法に限れば、私の経験では、マニュアルどうりに施工していれば過去に不具合が起きた現場は特にありませんのでご安心を!

基本は下地サイディングを木造住宅に取り付けする際に通気工法と言ってサイディングの裏側に空気の通り道を確保する事が大事です。

そのために木胴縁と言われる厚みが18ミリで木の材質指定を守った胴縁を取り付けます。

その後に写真の様な下地サイディングを工事するわけですが、その場合にも建物の角には取り付けするための釘を横並びに2本打ち付けるとか、その釘の長さは指定の50ミリの釘を使用するなどして工事を進めることが非常に大切になります。

理由は簡単です

タイルという重みのある材料を下地サイディングで強固に固定して工事をしておく事が不具合防止につながるからです。

そしてあまり積極的に行なわれない工事の1つに写真でわかりづらいですがサッシ上に取り付ける水抜き穴のある部材

これは、万が一建物の外壁面裏に水が浸入して特に水の溜りやすい幅のある窓サッシの上部にこの水抜きを取り付けすることで溜った水を流せるように出来る部材です

このような細かい工事をすることが、建物の寿命を長く出来て尚且つ外壁自体も長持ちさせることになります

タイルで仕上がって隠れてしまう下地サイディングに使用するコーキングも純正のコーキングを使用☟

このような1つ1つの工事の積み重ねを経て最終仕上げとしてのタイル工事をしていくことが大切になります

この工事の工程をしない外壁業者やその工事がなぜ必要なのか?を知らないハウスメーカーや工務店が実際には多いのが実情!

なので事例として紹介した工事の内容だけでも知っておいて損が無い理由は!

タイルをいつまでも美しくそしてあなたの資産価値をいつまでも増大させるための知恵になるからです

後悔しないためのタイル選びのポイント

素材やデザインの選び方

タイルの素材やデザイン選びも、後悔しないためには重要な要素です。

タイルには、高級感溢れる石積み調や伝統的釉薬を再現したタイル、天然石タイル、ボーダータイルやシート貼りしたタイルなど、さまざまな種類や色があります。

それぞれの素材によって特徴が異なるため、自分のライフスタイルや家のデザインに合ったものを選ぶことが大切です。

耐久性のある素材を選ぶ:特に汚れにくい加工のタイルや耐候性が高い素材を選ぶことで、長く美しさを保てます。

デザインの統一感を持たせる:家全体のデザインに統一感を持たせることで、外観の美しさが引き立ちます。

タイル貼りと窯業系サイディングの初期コスト比較

新築に多く採用される窯業系サイディングの劣化が分かる記事はこちら☟

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タイルは高いイメージがあり初期費用にかかる住宅コストを抑える上では最初からタイル採用の選択肢にはあがらないのが実情です。

よく言われることですが、一旦外壁にタイルを貼れば、劣化や色あせが無い分、窯業系サイディングのように10年15年後以降頻繁に足場を立てて塗り替えや塗装をする費用を削減できます

私の経験では、何度も言いますが、タイルの汚れや劣化がないのは建築後のタイル外壁住宅を確認してそう思うことは周知の事実でもあります。

では、実際に初期費用は、どれだけ差額が出るのでしょうか?

ここでは、タイルの素材と同等の条件を満たす意味合いから窯業系サイディングの中でも上級のグレードで比較してみます。


建物の想定として、私が今まで携わったタイル工事をしてきた新築の平均壁面積180㎡で計算しています

また建物の形状によって発生する材料のロスは省いています


材料定価の内訳としては、取り付けに必要な基本の副部材も網羅しています

下記表は横にスクロール出来ます☟

住宅壁面積180㎡として換算 メーカー名 仕様 特徴 材料定価(税抜き) 合計(税抜き)
窯業系化粧サイディング ケイミュー(KMEW)

ネオロック・光セラ18

汚れを分解し汚れを洗い流すと同時に色あせも40年品質の光セラ ¥2,080,000 ¥2,080,000
タイル リクシル(LIXIL) セラヴィオグランB 土ものの表情とラフ面状が特徴で全面貼っても癖が無く低価格帯のタイル ¥1,830,000 タイルとタイル用下地の合計☟
タイル用下地 リクシル(OEM品もあり) 無塗装サイディング14ミリ厚 タイルを貼る為の無塗装下地サイディング ¥1,040,000 ¥2,870,000

上記の根拠となる化粧の窯業系サイディングの選定としてタイルの材質に匹敵するであろう劣化の少ないサイディングをサンプルとして選んでいます。

それは、仕様と特徴にあるようにタイルの持つ劣化を防ぐ特徴に近いもの。


汚れを洗い流して色あせを防ぐ光セラと高耐候なコーキングも使用しての出来るだけタイルと同等レベルのサイディングでの比較が上の表になります。

この表の価格差は、タイルの方が※定価ベースで約80万ほど初期費用としては高くなっているのがわかります。※あくまで定価なので流通経路により末端ユーザーへの総額納入価格はもう少し安くなるとは思います。


この表は材料のみなのでタイルになるとタイルの工事が余分に必要なので工事費が窯業系サイディングより50万くらいは上乗せされます。

サイディングなのでいくら高品質な材料を選んだとしても将来に一度は塗装塗り替えをする事を考えれば、おおよそ150万~200万くらいの費用がかかるとすればどうでしょうか?

タイルのメンテは基本必要無いのでタイルにすれば結果、初期費用もいずれ元が取れておつりがくる計算です!

ここで注意が必要ですが、住宅の形状や壁面積そして選ぶタイル(窯業系サイディングも同様)の種類によって価格差の増減はあります

アクセント貼りと全面タイル貼りの実例

たとえアクセントにタイルを採用したとしても家全体の外観は、あなたの家を訪問する人達やそしていつも帰るあなたの家がタイルの素材感や本物である外壁の佇まいに感動すら感じさせます。

私が今まで外壁工事を経験してきて完成させる度に感じてきた外壁タイルの家とは、このような他の素材には無い優越感を味わえる価値ある住まいです

アクセントタイルの実例現場

玄関前の壁にアクセントとしてタイルを貼った住宅で、まだ完成前にもかかわらずいい感じになってきています

特にアーチにした開口部周りのタイル貼りがこの住宅の個性として引き立つ住宅の例です

こちらも完成前ですが右壁の白い出っ張り部がタイル壁の仕上げで写真では見えませんが右奥側の壁もタイル貼りに仕上げた現場。

やはりアクセントで貼ったタイルと貼り分けになる他の壁である化粧サイディングとは、質感や見た目でも明白にその差がわかります

全面タイルの実例現場

タイル外壁の資産価値を高めるには、全面タイルで仕上げるとさらにメンテナンスフリーにもなりおすすめです

色合いも長期に渡り飽きが来ない薄い茶系のブリックタイル(1枚1枚手貼りです)を採用しておりお施主さんも自分の家を眺めるだけで満足でしょう!

こちらの豪邸も全面タイルで施工しており、詳しい説明は省きますが、外断熱仕様で下地サイディングを取り付けて仕上げもタイルを色分けしながら採用している住宅です

もう新築から20年近く経過していますが、当時はやりの細割りボーダータイルをふんだんに使用していて汚れや劣化は見る限りありません!

外構のシャッターゲート周りにも住宅と同じタイルを貼って統一感を持たせているのでタイルはこのように外構を含めた使い方で圧倒的存在感を示す良い例です

まとめ – プロが教える後悔しない外壁タイル選び

新築木造住宅に外壁タイルを貼ることは、美観や耐久性を高める素晴らしい選択ですが、デメリットやリスクも理解した上で、慎重に選択することが重要です。

基礎補強や湿気対策、素材選びに気を配り、これまでこの記事でお伝えしたことやプロのアドバイスを参考にすることで、後悔のない外壁タイル施工が実現できます。

最後に、外壁タイルの施工に関しては、信頼できる業者に依頼することが不可欠です。

過去の私が外壁の素人であったことを考えると、自信を持って言えることは工事の品質が全てを決定付けると言っても過言ではありません!

プロのアドバイスをもとに、満足のいく外観を手に入れましょう。

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