「一生に一度のマイホームだから、後悔したくない!」 「ハウスメーカーの展示場で見ると、全部欲しくなってしまう……」
新築住宅の打ち合わせは、理想が膨らむ最も楽しい時間です。
しかし、そこには**「新築ハイ」**という恐ろしい罠が潜んでいます。
数千万円という総額を前に、数十万円のオプションが「端数」に見えてしまい、冷静な判断ができなくなる現象です。
その結果、実際に住み始めてから**「一度も使っていない」「掃除が面倒なだけ」**という負の遺産を抱える施主様が後を絶ちません。
2025年以降、日本の住宅は「高断熱・高気密・時短」が当たり前の時代。
かつての「常識」だった設備が、今や「後悔の源」になっているケースが多いのです。
本記事では、最新のリサーチ結果に基づき、**「後悔する設備ワースト10」と「これから家を建てるあなたに本当に投資すべき設備」**を徹底解説します。
この記事を読めば、打ち合わせで自信を持って「いりません」と言えるようになり、浮いた予算を本当に必要な場所へ回せるようになります。
色々なところで現在ではオワコンの設備、不要な設備や絶対付けるべき設備、そして同じような意見が多く発信されています。
私自身が、新築から約20年近く生活して感じる、決して侮れない不変的な設備もあります。
設備や外装材などを長年扱ってきて感じるのは、時代が変化し、設備も新しくなり、不要と思われる設備でも、あなたのライフスタイルにおいては、ビシッとあてはまり、使い勝手の良い設備もあるのでぜひこの記事で検討してみて下さい!
なぜ「憧れの設備」が「後悔する設備、負の遺産」になるのか?

新築でいらない設備が出てくる最大の理由は、**「理想と現実のギャップ」**にあります 。
カタログやモデルハウスは「非日常」を演出する場。
しかし、実際の生活は「日常」の積み重ねです。
2025年以降の住宅選びにおいて、プロが提唱する判断基準は以下の3つです。
それでは、これらを踏まえた「後悔する設備10選」を具体的に見ていきましょう。
住んでみてわかった!「いらなかった後悔する設備」10選と解決策

最新のアンケート調査で「後悔」の上位に挙がった設備について、その理由と代替案をまとめました。
同時に各設備の採用不採用を考える上で重要な視点や注意点。
そして私が感じる実際に使用してのメリット、デメリットも載せていますので是非参考に!
① ベランダ・バルコニー(後悔率 29.5%)

驚くべきことに、現在最も後悔が多い設備はベランダ(バルコニーは屋根無し)です 。
花粉やPM2.5、黄砂の影響を避けたい心理もあり、洗濯物を「外に干さない」家庭が急増しました
掃除を怠ると排水口が詰まり、雨漏りのリスクも生じます。
100万円かけて作ったのがバカみたいです」
洗濯→乾燥→収納を1箇所で完結させる「バルコニーレス」が新常識です。
ここで言うベランダとは、屋根付きを言います。
皆さんが後悔して不要だと思っているのは、多くが屋根無しのバルコニーだと思います。
実際私の家は、屋根無しなので確かに洗濯物を干すにも天候に左右されたり、使う頻度もあまりないのも事実です。
またメンテが必要になり防水するのに高額な費用がかかるなど言われていますが、しっかりと柱と壁で囲われた屋根付きのベランダを作れば、そんなことはありません。
屋根があることでたくさんのメリットもあります。
ただ屋根がある分建築面積に含まれる場合があり、容積率に影響があるため家を建てる際には注意が必要です。
メリットが分かる合わせて読みたいベランダの実体験を書いた記事はこちら⇩
この記事では、新築にベランダやバルコニーが必要か?で悩んでおられるあなたへ 実際のバルコニーを使って感じた事から屋根付きベランダがおすすめの理由を教えます! バルコニーやベランダは、何のためにあるの? 言葉の意味は[…]
②浴室の窓(後悔率 19.0%)

「換気のために必要」という思い込みが、冬の寒さを招いています 。
窓があることで浴室の断熱性が損なわれ、ヒートショックのリスクを高めます。
また、窓枠の結露がカビの温床になります 。
窓をなくしたら冬のお風呂が劇的に温かくなり、掃除も楽になった」
現在の24時間換気システムがあれば、窓を開けずとも数時間で乾燥可能です。
私のお風呂にも窓があります。
事実窓があることで特に冬場は、寒く感じます。
また季節に関係なく、外部との温度差もあり窓周りの結露やお風呂場内部の湿気でカビが発生しやすいので掃除が必要です。
しかしメリットもあり、換気扇を24時間近く回す必要が無いので、窓を開けておくだけでお風呂自体の乾きは比較的早いです。
またこれは、ライフスタイルの問題ですが、まどを開けての入浴は、露天風呂感覚も味わえるのでおすすめです。
正直デメリットは、窓から差し込む紫外線の影響で、ユニットバスであれば壁パネルの劣化による色あせが目立つので、最近のユニツトバスも進化はしているとは言えメーカーに確認した方が良いでしょう!
③ ロフト・小屋裏収納(後悔率 14.5%)

「秘密基地」のような憧れで作ると、最も早く使われなくなる場所です 。
特に夏場は熱気がこもり、居室としては機能しません。
結局、一生開けない思い出の品を『封印』するだけの場所になりました」
生活動線上に収納を設けることが、散らからない家の鉄則です。
屋根裏部屋やロフトは、季節物の大型家電や家具など保管するには、もってこいの場所です。
人が過ごせるようにしたり、より保管場所の用途にするなら、屋根直下に多くこのような場所が造られる事を考えれば、屋根材やその下の断熱に費用をかけることで解消出来る場合があります。
ハウスメーカーや設計士などと相談してみるのも良いでしょう!
④ 浴室乾燥暖房機

標準装備として付いていることが多いですが、運用コストがネックになります 。
また、お風呂に入っている間は使えないという時間の制約もあります。
「フィルター掃除が手間で、電気代もバカにならない。
結局、洗濯機についている乾燥機能しか使っていません」
私の家でも浴室内にガスの換気乾燥暖房機を取り付けています。
ここで言われるように乾太くんはベランダなどに洗濯物を干さなくても乾きやすく時短にも繋がります。
ガスを使うことには、ガス代の費用はどちらを使用してもそれ程変わることはありません。
理由は、浴室乾燥機とベランダでの兼用物干しによる光熱費の削減が可能な点です。
また掃除の手間もフィルター掃除の頻度は、乾太くんの方が多くなるでしょう。
また浴室乾燥機の方が、浴室で洗濯物を乾かしながら同時にお風呂も乾燥させてカビの抑制をおさえ掃除を減らせるので重宝しています。
乾太くんを採用するなら洗面脱衣場を広くとる間取り作りなど、生活空間全体を先に考えることも重要です。
このようにどの設備を採用するかは、あなたの家にとってベストな選択が何か?を考える事も必要不可欠です!
⑤ 個室型の書斎(後悔率 12.4%)

テレワークの普及で作る人が増えましたが、独立した小部屋には注意が必要です 。
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1畳〜2畳の極小空間は空調が効きにくく、夏は暑くて冬は寒い過酷な環境になりがちです。
また、家族から隔離されることで結局リビングに集まってしまいます 。
今はただの物置きです」
※ヌックは、こじんまりとした居心地の良い空間のことで完全に壁で仕切らない場所
家族の気配を感じつつ、ほどよく隔離された「スペパ」の良い空間が人気です。
私の家も書斎は間取りに組み込んで長年専用個室として使っています。
完全個室では無く、寝室の横のウォークインクローゼットを挟んで3畳程度の書斎になります
家のどこに設けるかにより使い勝手や誰が何の目的で使うかを良く考えることで損はしない場所になります。
私のように在宅勤務が多くて仕事の邪魔をされたくないなら絶対造るべきなのは独立した書斎空間でしょう!
⑥ 勝手口(後悔率 13.9%)

「ゴミ出しに便利」という理由で設置されますが、現代の生活動線では形骸化しています 。
防犯面での不安に加え、勝手口ドアは断熱性能が低いため、冬場のキッチンの冷え込み(底冷え)の主因となります。
勝手口のせいでキッチンの壁面収納が減り、ゴミ箱を置くスペースに困った」
高断熱な壁を優先し、パントリーから玄関への動線を確保しましょう 。
キッチン横の勝手口もまた私の家にありますが、確かにほぼ出入りはありません!
無くても良い設備であることは、間違いないでしょう!
キッチンでの調理や匂いそして暑い季節での外部の空気の入れ換えや換気をする上では、あれば役に立つ程度でしょうか。
もし勝手口から導線的に車庫へ通じているとか外部ストックヤードに近いなど生活面で利用価値があるなら便利な設備になる場合もあるかも知れません!
⑦ 独立した和室

「親が来た時のため」「将来の仏間のため」と作りますが、維持が大変です 。
普段は洗濯物を畳むだけの場所になっています。リビングの一部にすればよかった」
仕切りをなくし、リビングを広く見せる工夫が支持されています。
和室も私の家には、間取りとしてありますが、これは賛否両論ではないでしょうか!?
なぜなら、客間や物置としての利用価値以上に、ご主人などが別宅扱い?の寝室としての利用や、畳の上に休憩がてら寝転がるなど洋室では味わえない居心地の良い空間でもあるからです。
長年家で暮らしていると和室のような空間でリラックスしたくなったり、日本人しかできない楽しみ方もあるので最初から排除するのではなく長期目線で考えてみる事をお薦めします。
⑧ ビルトイン浄水器

システムキッチンのオプションで人気ですが、使い続けるのにハードルがあります 。
交換作業もシンク下で屈む必要があり、次第に放置される「幽霊蛇口」になりがちです
浄水器一体型水栓にすれば、交換も簡単で場所も取らなかった」
安価で交換もワンタッチな普及型が合理的です 。
私の家には、キッチン水栓と別に独立型浄水器(ビルトイン型)を設置しています。
浄水器自体は、直接の蛇口からの水道水を飲むよりも圧倒的に、浄水器からの飲料が習慣になっているので、付けて良かった設備の1つです。
ただカートリッジ交換が、1~2年と言われるようですが、そんなことは無く、結構交換サインまでの期間は3~4年と長持ちしているので特に不便はありません。
水栓と一体型なら便利かも知れませんが、水栓自体の故障で交換を考えると、浄水器も一緒に買い替える必要があるので注意が必要でしょう!
⑨ 床暖房

冬の憧れですが、現代の高性能住宅(ZEH水準)ではその価値が問われています。
また、修理費が高額で、故障しても直さず放置するケースが多いです 。
高い設置費用を断熱材のアップグレードに回すべきだった」
建物自体の性能を上げることが、究極の「床暖房」になります。
私の家にもガス床暖房をリビングとダイニングの床に設置しましたが、使用したのは新築以来数回だけの究極不要設備になってしまいました。
考えれば、ガス式になると立ち上がりまでの時間を要し、リビングはカーペット敷きの電気カーペットとエアコン暖房兼用となりそちらの方が便利なので長年使用しています。
⑩ 床下収納

キッチンの標準装備で付くことが多いですが、人間工学的に欠陥があります。
中身が見えにくいため、賞味期限切れの温床になります。
蓋の上が踏むと少し沈むのもストレスです」
目線の高さで管理できる収納が、管理しやすさNO.1です。
私の家でも床下収納が2つあります。
洗面脱衣場とキッチンの床下の2つです。
いずれも床下にストック品を保管できるので、収納不足の解消になります。
床下収納は、別の意味で重要な点検口にもなり床下から確認出来るあなたの大切な家の健康診断が可能です。
床下から見えるのは、基礎や土台が新築から変わらずきれいなのか?
そして万が一の水回りの配管から漏水がないか?
当然そのような不具合があれば、床下から潜ってメンテナンスも可能なのが床下点検口(兼収納です)!
このような視点で床下収納点検口を考えましょう!
合わせて読みたいより詳細な実体験から選んではいけない仕様設備の分かる記事はこちら⇩
新築後住み始めて後悔することありますよね!? その中でも結構な確率で後悔の声が聞こえてくる仕様を10選! 我が家も同じ仕様で感じる実体験と住宅設備を長年仕事で扱ってきた経験から 本当にその仕様って後悔するの[…]
2025年最新トレンド!投資すべき設備品「満足度」ランキング

「削る」だけでなく、家事ラクと生活の質を劇的に上げる「投資すべき」設備TOP10をまとめました。
| 順位 | 設備名 | 満足度が高い理由 |
| 1位 | 乾太くん(ガス衣類乾燥機) | 洗濯の「干す・取り込む」をゼロにする圧倒的時短 |
| 2位 | 玄関ドアの電子錠(スマートキー) | 鍵を探す手間を解消。子連れや買い物帰りに神性能を発揮 |
| 3位 | 宅配ボックス | 再配達のストレスをなくし、時間を有効活用できる |
| 4位 | 深型食洗機 | フライパンも入る大容量。家事時間を劇的に短縮 |
| 5位 | タッチレス水栓 | 手が汚れていても吐水可能。衛生的でキッチンの掃除も減る |
| 6位 | 造作パントリー | 食品のまとめ買いが可能になり、災害への備えにもなる |
| 7位 | 太陽光発電・蓄電池 | 電気代高騰への最強の対策。停電時も安心 |
| 8位 | 全館空調システム | 廊下や脱衣所まで家中どこでも快適。ヒートショックを完全に防止 |
| 9位 | センサー照明 | トイレ、玄関、廊下。消し忘れのイライラがなくなり節電にも |
| 10位 | 外部コンセント(EV用) | 電気自動車の普及を見据えた「未来への備え」 |
【ハウスメーカー別】選ばれる設備!打ち合わせ前に知っておきたい人気オプション

検討中のハウスメーカーが「何を得意としているか」を知ることで、打ち合わせがスムーズになります。
一条工務店
「e-エントリー(電子錠)」と「電動ハニカムシェード」は採用率・満足度ともに殿堂入り。
メンテナンス費を抑える外壁の「ハイドロテクトタイル」**も長期コスパで圧倒的支持を得ています。
積水ハウス
開放的な**「大開口窓と長い軒」が1位。
また、メンテナンス不要を謳う※陶器外壁「ベルバーン」**への信頼が厚いです。
※木造シリーズ「シャーウッド」に採用可能な素材が硬くて焼き物の劣化しにくい外壁が特徴
住友林業
木の質感を楽しむ**「無垢床」へのアップグレードに加え、「深型食洗機」や浴室の※「床ワイパー」**など、家事ラク設備が上位を占めます。
※TOTOの掃除が楽になる床洗浄機能
アイ工務店
2025年9月からの新仕様で**「家中ウルトラファインバブル」が全棟標準搭載に。
また、縦の空間を活かす「スキップフロア」**の提案が人気です。
ヘーベルハウス
都市型住宅として**「玄関スマートキー」や※「フロートキッチン」**など、デザインと防犯を兼ね備えた設備が選ばれています。
※特注での採用か各メーカーオリジナルでも対応可能か?確認必要です
スウェーデンハウス
不動の1位は**※「3層ガラス木製サッシ」。
これに加え、天然木の※「木製ピーリング(天井)」**が圧倒的な支持を得ています。
※木製窓と他メーカーにはない木製天井の仕上げが北欧を感じる最大の魅力
打ち合わせで後悔しない設備選びのための「3つの魔法の質問」

最後に、担当者との打ち合わせを有利に進めるための交渉テクニックを紹介します。
LCC(ライフサイクルコスト)を突きつけることで、本当に価値があるか冷静に判断できます。
設備のアップグレードより間取りの工夫の方が、安く解決できる場合があります。
特に食洗機の深さ、収納の高さ、照明の明るさは実物確認が必須です。
オプションのサービスや値引き交渉が最も成功しやすいのは、「契約直前」です。
契約後にオプションを追加すると足元を見られるため、必要な設備はすべて盛り込み、納得のいく総額を出してから契約のハンコを押しましょう。
まとめ:未来の自分に「ありがとう」と言われる家づくりを

注文住宅の打ち合わせは、ついつい「何を追加するか」という足し算の思考になりがちです。しかし、本当に快適な住まいとは、**「不必要なメンテナンスや掃除の手間を徹底的に削ぎ落とした家」**ではないでしょうか。
今回ご紹介した10個の設備を見直すことは、決してケチることではありません。
それは、将来のあなた自身の「時間」と「お金」を守るための積極的な投資です。
不必要な設備を削って浮いた予算で、**「乾太くん」を入れ、「玄関をスマートキー」にし、「断熱性能」**を一段階上げる。
そうすれば、30年後に「この家を建てて本当によかった」と心から思えるはずです。

