








住まい選びの視点①|ライフステージとの相性はどうか?

新しく家を買うタイミングは、きっとあなたやあなたの家族にとって人生においてのベストタイミングに他なりません!
そのタイミングで現在進行形のライフスタイルに加えてその一歩先の中長期目線も考えるとより良い住まい選びが出来ます!
子育て真っ最中の家庭には2階建ての住まい選びがベスト!

2階建て住宅は、敷地を有効に使いながら家族人数に応じた部屋数を確保できる点が大きな強みです。
1階をリビング・ダイニング・キッチンなどの共有スペース、2階を子ども部屋や寝室に分けることで、家族の距離を保ちつつも程よいプライベート空間を実現できます。
一方、階段の昇り降りが必要になるため、赤ちゃんを抱えての移動や高齢の両親との同居には注意が必要です。
高齢期・老後を見据えるなら平屋が最適!

階段がないことで、生活動線が水平に完結する平屋は、バリアフリー性能に優れています。
介護が必要になった場合でも1フロアですべて完結でき、廊下やトイレの幅も広めに設計することで、将来の安心を手に入れることができます。
ただし、必要な延べ床面積を確保するには広い土地が必要で、都市部では現実的に難しいこともあります。
仕事や買い物の利便性重視ならマンション一択!

都市中心部や駅近に多く立地するマンションは、共働き家庭や車を持たない単身者にとって非常に便利。
スーパー・病院・学校などの生活インフラが整った環境が徒歩圏にそろっていることが多く、移動のストレスが少ないのが特徴です。
ただし、ここで言うマンションは、賃貸マンションなら利便性の高い駅近物件にも住める可能性は十分にあります。
しかし分譲マンション購入となれば、購入できる金額と現在のあなたのライフスタイルの両方を考え、中長期では郊外に選択可能な物件選びも視野に入れることが重要になってきます!
住まい選びの視点②|建築・維持にかかるコストはどうか?

家を建てる建築費(初期費用)と住み始めてからかかる維持費は戸建てとマンションでは違います.
最初にそれらの違いを知っておかないと中長期の暮らしの中で知らない間に使う費用に差が出始めます.
建築費の違いを知っておこう!

住まいの形態 | 初期費用の傾向 | 補足説明 |
平屋 | 高い(坪単価が高くなる) | 広い土地が必要 |
2階建て | 中程度(平屋と比較して土地の有効活用が可能) | 建築基準法改正で初期費用高め |
マンション | 購入価格は立地が決め手(駅近か郊外型か) | 修繕積立金が別途必要 |
2025年の4月から新築を建てる際に建築基準法が改正され特に平屋と2階建ての建築コストの違いが分かる記事がこちら⇩
2025年4月1日から改正される建築基準法によって これから新築や大規模リフォームを考えているあなたに朗報です なぜなら夏なら酷暑そして冬であればヒートショックなど高齢化する家族のために 安心安全な住環境が[…]
住んでからのランニングコストを比較

住まいの形態 | ランニングコスト(維持費) | 補足説明 |
平屋 | 2階建てと違い外壁のメンテを安く抑えられる | 足場が基本不要なのでDIYでメンテも可能 |
2階建て | メンテナンスのタイミングや箇所は自分で決める事ができる | 外壁のメンテは平屋と比較して高額になる |
マンション | 管理費や修繕積立金など共用部に費用がかかる | 専有部分以外に費用がかかりすぎる |
特にマンションを選んで住まいにすると管理費や修繕積立金が毎月数万かかることもあります。
管理費の支払いは、共用部の清掃や管理人さんの常駐にかかわる住人さんへの対応など必要経費と捉えることができます。
一方で修繕積立金なら、数年後、主に外壁の塗り替えなど直接日々の生活に影響の感じられない費用なので事前に理解が必要でしょう!
戸建てになるとマンションのように強制的に徴収される修繕積立金と違い、オーナー自ら家のメンテはする、しないを決める事が出来ます。
しかし放っておくとせっかく手に入れたマイホームも経年劣化により資産価値が落ちてくるので注意が必要です。
住まい選びの視点③|設計・間取りの自由度はどれくらい?

平屋と2階建ての間取りの自由度に左右されるのは、家を建てるための土地の広さです。
2階建てなら狭小地と言われる狭い土地しか買えなくても2階以上の空間で間取りを工夫設計できます。
平屋なら広い土地があればあるほど間取り空間の自由度が増します。
理想の土地を見つけるための方法ならこちらの記事⇩
新築を建てるのは人生のメインイベント!ですが、もしかしたら土地を後回しにしていませんか? 土地との出会いこそ本当のメインイベントです この記事では、土地の探し方や方法は、もちろん私の経験も交えて あとから後[…]
注文住宅なら平屋・2階建てが圧倒的に自由

間取りや設備、外観まで自由に設計できるのは戸建ての最大の魅力。
特に平屋は天井高を活かした吹き抜けリビングや中庭のある設計など、空間の使い方に個性を出せるのが特長です。
例えば、
家事動線を最短化した回遊型のLDK
ワンフロアに仕事部屋を組み込んだり
将来仕切りを変えられる子ども部屋の設計
など、家族の生活スタイルに合わせた空間が作れます。
マンションは構造制限に注意

マンションでは、構造上変更できない壁や水回りの位置制限があるため、間取り変更には限界があります。
ただし、近年では「スケルトンリノベーション」に対応した物件も増えており、フルリフォームによる間取り変更も可能なケースもあります。
そういう意味では、新築時に画一的な間取りプランしかない新築マンションを買う前に一呼吸おいてみるのも良い考えかも!
例えば中古でマンションを購入して自由に間取りからリノベーションする事であなたしかできないライフスタイルを実現出来るからです!
マンションリノベーションの流れが分かる記事ならこちら⇩
きっとあなたは、30代前半の仕事も軌道に乗り出して プライベートもこだわりあるライフスタイルを 実現させようと、あとは理想の生活空間を手に入れるだけ そうすれば、大切な家族やあなた自身が将来居心地の良い […]
住まい選びの視点④|立地と周辺環境の違いは?

どこに家を建てるか?どこに住むか?は、自身の暮らしを豊かに出来てしかも充実した生活を送る上で非常に大切になるポイントです。
また小さな子供がいるならその土地での環境が、子供達にとっての成長を促す大きな住まい選びの視点になることでしょう!
そのような家を建てる場所の探し方や住む場所の見つけ方の分かる記事はこちら⇩
家をどこで建てたら良いか?悩んでいませんか? 新築や住み替えを検討していれば、住む場所を間違えると長く住めばすむほどデメリットしかありません。 私が今住んでいる場所で、最初は、何も思わなかった住む場所を、もう17年も[…]
郊外の広さと静けさ vs 都市の利便性

平屋・2階建ては、郊外や地方都市に適したスタイル。
敷地にゆとりがあり、自然を感じながらのんびりとした暮らしができます。
マンションは都市中心部や駅近に集中しており、通勤・通学・買い物に便利。
土地代が高いため広さを求めにくいですが、利便性は抜群です。
特に小さなお子さんがいる家庭や、老後に車を手放すことを考えると、「徒歩圏に何があるか」は将来の満足度を左右します。
住まい選びの視点⑤|防犯性・災害への備えは?

あなたや家族が安心して暮らせる地域や住まい選びに欠かせないのが防犯面で必要な設備や家の構造などです!
戸建ての防犯面を考えるならこちらの記事を参考に⇩
意外と今からお家を建てようとお考えのあなた。防犯ってあまり頭には無いのでは? 注文住宅なら、防犯を意識するだけでスタイルの良い門構えも可能になります。そんな、一石二鳥のお家作りも可能なので今から一緒に見ていきましょう! […]
マンションは防犯性が高い

最近のマンションは、エレベーター待ちでの防犯カメラモニターの可視化や二重オートロックでマンション内へ入れるようにするなど外部の侵入者や不審者を排除するシステムが充実されています。
オートロック
セキュリティカメラ
管理人の常駐
など、集合住宅ならではの防犯体制が整っているマンションは、空き巣や不審者への対策がされていて安心です。
共働きで昼間留守が多い家庭には大きな安心感となるでしょう。
災害時の強さは建物によって違う

平屋:2階建て以上の建物と違い地震時の倒壊リスクが小さく、避難もしやすい。
2階建て:水害時には2階が避難スペースになる利点あり。
建築基準法改正による建築確認申請が必須となり今まで以上に地震対策に強い家を手に入れる事ができるようになった。
マンション:浸水の心配は少ないが、停電時にエレベーターが使えない、上階では断水する可能性がある点に注意が必要です。
あなたの地域のハザードマップを確認して、建てる場所・住む階によるリスクも想定しておきましょう。
住まい選びの視点⑥|将来の資産価値や売却のしやすさは?

資産価値が高まる要因は、立地や利便性そして建物の種類による耐久性が高いかどうか?
様々な要素が考えられます。
またオーナーがどのような履歴で住まいを大切に扱いメンテナンスをしてきたか?が、将来の買い手の価値観をあなたの家に最大限感じてくれるかが大事な要素になることも知っておくと良いでしょう!
戸建ては土地が資産になる

建物の価値は20〜30年でゼロに近づいても、「土地は資産として残る」のが戸建て住宅の強みです。
特に交通アクセスの良い立地にあれば、将来的な売却や相続時にも有利です。
マンションは築年数と管理状態が鍵

マンションの資産価値は「築年数」と「管理の質」で大きく変わります。
築20年を超えると売却価格が大きく落ちる傾向がありますが、リノベーションや駅近など好条件が揃えば資産価値を維持できることも。
住まい選びの視点⑦|実際に住んでからの満足度・後悔ポイント

戸建てやマンションに実際に住んでから色々な後悔ポイントや良かった点など住んでみないと分からないことがたくさんあります。
ここで勘違いしてはいけないポイントは、設備や間取り、収納の使い勝手などいずれ修正(将来リフォームなどで)のきくような話ではありません。
周辺環境と住むべき家族一人一人が満足できる空間として、平屋や2階建てそしてマンションがあなたや家族に提供してくれたか?につきます。
なので住居形態は、住むべき立地や周辺環境とセットで考えると満足感が最大限にアップすることに繋がっていきます。
実際に私がマンションと戸建てに住んで感じた比較記事がこちら⇩
大規模マンションから住み替えで今は戸建てに住んでいます。私の経験からマンションと戸建てでは、どのような違いがあるかを解説します! これから新築で一戸建てを買うか?マンションを買うか?で悩んでいるあなたにどちらが将来、あなたとあ[…]
平屋に住んだ人の声

満足点:
「掃除や洗濯がとにかくラク」
⇨平屋なら横移動だけで掃除や洗濯など家事動線がスムース
「老後も安心して暮らせそう」
⇨二階建てに暮らせば分かるが、年を重ねるごとに階段の利用が大変と感じる
「子どもの気配が常に感じられて安心」
⇨子育て中なら特に目が届きやすいのが平屋の利点
後悔点:
「都市部では土地が高くて建てられなかった」
⇨平屋は、2階建てよりも土地の面積が必要になる
「建築費が想像以上に高かった」
⇨平屋は、ワンフロアーの特性上基礎や屋根を大きくするので意外と建築費がかかる
2階建ての実感

満足点:
「空間をうまく使えて部屋数も十分」
⇨1階と2階で空間を区切ることができるので間取りプランがつくりやすい
「来客スペースと家族スペースを分けられて便利」
⇨1階を来客用2階は家族用のスペースにしてトイレも1階と2階に設置すればなおさら良い
後悔点:
「老後に階段が負担になりそう」
⇨階段の上り降りは、年齢と関係なく足腰に負担がかかる
「結局2階をあまり使わなくなった」
⇨子供達も大きくなり独立して家を出ると2階を有効スペースとして活用出来る家づくりも必要
マンション住まいの口コミ

満足点:
「防犯面でとにかく安心」
⇨24時間マンション住人の誰かがいる安心と監視カメラやオートロックが安心設備
「ゴミ出しが24時間可能」
⇨戸建ては、ゴミ出しルールが厳格なのでいつでも出せるマンションのゴミヤードは便利
「駅近なので通勤が便利」
⇨主に賃貸マンションに言える
後悔点:
「管理費・修繕費が高くて将来的に不安」
⇨住宅ローン以外にこれら費用がかかるのがバカにならない
「上下階や隣室の音問題が気になる」
⇨少なからず音漏れはするかも、特に深夜は生活音が気になる
まとめ

自分たちの“暮らし方”を基準に選ぼう!
平屋・2階建て・マンション、それぞれに魅力と欠点があります。
正解はひとつではありませんが、大切なのは「自分たちのこれからの暮らしに合っているか?」を基準に選ぶことです。
この記事で紹介した7つの視点をもとに、家族のライフスタイルや将来の変化をイメージしながら、後悔しない住まい選びをしていきましょう。