新築戸建ての外壁を選ぶコツを初心者向けに解説します

  • 2021年10月23日
  • 2024年6月2日
  • ハウス
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新築を購入しようとしているあなたへ、外壁を、内装や室内の設備品より軽く考えてませんか?私は、ほとんど何にも考えずに工務店からカタログを渡されて、その中から適当に選びました。この記事では、外壁こそ良く考えて選ぶべきで、人間で言うなら、ファッション。着る服を選ぶようなものです。

まず本題に行く前に外壁には、大きく分けて3種類あります。

窯業系化粧サイディング


塗り壁


タイル貼り


これらの種類の中からあなたに合った、外装材をどのようにして選べば、色や質そして素材を活かした、あなただけのオリジナリティー溢れるお家ができるかを解説して行きます。

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外壁は、人間で例えるならファッションや服のデザインのようなものです。

新築の家が完成に近づくと周りの既に建っている家と見比べるようになります。

そして同じ分譲地内の他の新築と比較して、徐々に外壁の仕上がり具合が、家の個性や趣、あるいは外壁材の差別化で隣の新築同士、分譲敷地内で全く違う印象の家になります。

私も、新築するときに外壁メーカーのカタログを工務店からもらいました。

カタログに掲載された写真の家の外壁を参考に気に入った色と模様や貼り分け方をまねて選びました。

決して今でも満足していないわけではないですが、色や貼り分けなど時間があれば工夫したり何より外壁より内部の設備品にこだわりがあったので、真剣には考えずにさらっと選んでしまい反省しています。

なので毎日自分の家をみるたびに色々こうした方がよかったなあとか今でも考えますので、この記事を読んで少しでも外壁選びの参考になればと思います。

外壁材3種類の特徴と選び方をさくっと解説

価格帯と耐久性

窯業系化粧サイディング→塗り壁→タイル貼りの順に高くなります


バリエーション

塗り壁→タイル→窯業系化粧サイディングの順に豊富に選べます。


工事期間

窯業系化粧サイディング→タイル→塗り壁の順に工期がかかります

簡単に並べるとこんな感じです

例えば裏技的に3つの種類の外壁材を混在させて工事をすることも可能です。

●メインに貼る外壁を出来るだけ安価におさえる為に窯業系化粧サイディングをベースにしてワンポイントにタイルを貼るパターン

●1階周りを高級に見せるならタイル貼りにして2階をサイディングにするパターン

●塗り壁をベースにしてアクセントにタイルを貼ることで洋風な感じに見えるパターン

それぞれに組み合わせることで費用面で余裕があれば、タイルを使うことで貼る面積は少なくても高級そうに見せかけることもできます。

またこれらの組み合わせや色違いの貼り方を考えるだけでもオリジナルなファッションセンスと同じ感覚で個性を出せます。

具体例はこんな感じ

サイディングでも塗り壁でもタイル貼りでも家全体を1色でまとめるとこんな感じです

このような家であれば建物の出っ張った所をアクセントにして色分けをするとこんな感じです。

色を貼り分ける場合のコツはこのように家の出っ張り部分を利用して色の切り替えをすることでメリハリがついてはっきりとした家構えにもなります。

ここで注意点!色分けは多くても3種類までにして下さいその内の1種類は玄関周りのワンポイントで残りの面積はベース色を2種類で貼り分けるといった感じです。

色が3種類以上になるとちょっとうるさく感じて、見た目にしっくりいきません。

このような家ですと先程言いました、玄関の壁とふかし壁を利用してタイルを貼れば、タイルの持つ高級感とかテクスチャーを際立たせることが可能です。

メインを安価なサイディング貼りにしてもタイルならより個性が出ますし飽きがこない風合いにもなります。

こんな感じの家だと、玄関周りの屋根やポーチ柱を取り付けてタイルをアクセントにしています。

メインは横張り模様のサイディングを選んで貼れば、洋風っぽい感じの家になり施主さんのライフワークなども表現する事が出来ます。

このように貼り方を工夫すればさらに個性的なデザインになります。

こちらは、1階まわりをタイル貼りに統一して2階はサイディングか塗り壁にして貼り分ければ、どしっとした家構えになりタイルを使うことでも高級感や耐久性も増しますのでおすすめです。

家全部をタイルにするよりも見た目で落ち着きもでたりするので費用の面でも予算がない場合は、このような貼り方もあります。

こちらは、かなり個性的にはなりますが、ベランダの表壁やふかし壁に違う素材を組み合わせて、目隠しに外壁材ではありますが格子状の後付け部材なんかもあって個性を際立たせることも可能です。ちょっと費用面でたかくなりそうですが。。。

最後にテクニックとして外壁を考える時にワンポイントで玄関周りだけを集中して外壁選びをしてみても良いと思います。

こちらの写真の外壁は、縦張り模様の木目調サイディングですが、玄関は、家の顔になりますので、一番の好みの素材や色使い。あるいは、高級素材を部分で使用して家を建てるのもおすすめです。

玄関は一番目立つ所でもあり、あなたが好きな一番良い外壁材があればお金をかけてでも選んでみるのをおすすめします。

とは言え外壁は何を選べば良いの?

それでは、外壁の種類別にメリットデメリットをご紹介します

窯業系化粧サイディング

窯業系サイディングを選ぶなら将来のメンテナンスを考慮した商品選びをしましょう!
メンテナンスが必要になるかも知れない参考になる記事をこちら☟

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最近の化粧サイディングはニチハなどのメーカーに代表されるように、性能もバリエーションも豊富に揃っており選ぶのにも迷うくらいあります。

価格もサイディングの厚みが太くなれば高くなりますし表面の塗膜の耐久性が良い素材を選べば費用も大きくなります。


最近では、シーリングレスと言ってジョイントを目地(コーキングで埋める)なしで施工できるタイプの商品も発売されています。


将来コーキング切れや劣化を防ぐ意味では、メンテナンス費用も押さえられるような割と普及してきているタイプのサイディングなどもあります。

家の外壁全部をこの窯業系サイディングで施工するのであれば、今はやりのシーリングレスタイプかコーキング目地を使うのであれば、厚みのある耐久性の良いサイディングの検討をおすすめします。


汚れが嫌だと言う方には、マイクロガード仕様などの雨が汚れを一緒に洗い流すようなタイプもあり、見た目以上に耐久性やメンテを意識した選び方もできるのが最近のサイディングの性能特徴になっていますのでよ~く検討してみる価値はあります。

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ぬり壁仕様

塗り壁は、ハウスメーカーによっては、標準仕様の外壁仕上げとしている住宅会社もあります。

基本的には、工期が長く建物の完成間際まで足場が解体されずに塗り壁の工事がされていて、いざ現場に見に行ってもなかなか外壁の全体が確認できないことがあります。


塗り壁は、工法にもよりますが、基本的には、左官仕上げによる職人さんの腕や模様の付き具合など
現場の手作業に大きく左右される素材です。

なのでイメージと違うなどとならないように事前のサンプル確認や同じ住宅会社の他の完成現場などでの事前見学をするなど自身の目で見ておくことが大事です。

ただ完成すれば手作業なので他にはないあなただけのオリジナルな家の外壁を手にすることができます。


塗り壁で注意することは、塗り壁の凹凸模様などで、仕上げの段差が壁面に出来ます。


そうすると壁の換気ダクト周辺や雨だれを受けやすいダクト下の壁面には汚れとなって付着しやすくなります。

後々特に白い系統の塗り壁などでは、黒っぽく目立つようになることがあるので注意が必要です。

タイル貼り

最後にタイル貼りの外壁ですが、タイルの材料によりますが、普及タイプのシート貼りや、1枚1枚のタイルを手作業で貼るタイルなど選び方によっては、全面を化粧のサイディングで工事する工事費よりタイルによっては、掛かる費用がピンキリになることがあります。

普及タイプのシート張り等を選べば、低~中予算で押さえられ、また将来タイル素材の高耐久性を考えるならメンテナンスフリーな素材なので元を取ることも可能です。

今では、普及タイプも高級感溢れるような意匠のものや、色のバリエーションも豊富です。


既に記事に書いたようにタイルを玄関前に高級素材として貼って、それ以外を低価格タイプで選べば、これもオリジナリィテーを出せます。

またワンポイントで石調のタイルを選んで他はサイディングや塗り壁でも良いでしょう。

あとこれは、覚えておいて欲しいのが、タイルは、焼き物なので製造時の焼き具合の色が微妙に違います。


住み初めてから、万が一タイルを割ったり亀裂が入ったとかで補修交換するときの為に予備の材料を住宅会社に依頼して、現場に保管して頂く事をおすすめします。

タイルは他のサイディングや塗り壁と違って、スポットで補修や交換もできるので修理後は、なにも変わらず見た目も元にもどせるのがメリットの1つです。

そろそろあなたのお家の外壁や屋根が気になりだしたらこちらの公式サイトはいかがですか? ↓

まとめ

①大きく分けて外壁は3種類ありますが、それぞれ予算に合わせて選べます。

②3種類の外壁を組み合わせてオリジナルな外壁を作ることが可能です。


③建てる家の形状に合わせて色の張りわけは、3種類までがベストです。


④各外壁はメリットデメリットがありますので、建てる家の使用部位の壁単位で考えて選ぶのも1つの方法です

将来長い年月の間、外部よりたくさんの人にも印象を与え続けるあなたの家です。


いつまでも良い印象を感じながら家に帰ることができる外壁なら、豊かな住まいを手に入れることができます。

この記事を参考にして外壁選びをしてください。

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