お風呂の蓋をDIYで作る理由4つ!
① 使用後何年かでカビの汚れが発生!巻き蓋ならダントツNO1のかび汚れ!
② ユニットバスならメーカー品で購入できるが相当高価な値段がする
③ いずれメーカー品も廃番になって浴槽形状に合う代替品すら無い
④ 市販品でも探すが、浴槽に合う色や形状、デザインや機能面で良いのが見つからない
さくっと、お風呂の蓋を交換したいと考えた時には、このような理由で生活必需品なのにしっくりした蓋がない事にようやく気づく
なら、自分で作るしかないでしょ!!
そこで、蓋を作ると言っても、何で作るのが良いのでしょうか?
すぐに思いつくのが、桧です!
桧(檜)風呂があるくらいなので、どうせなら蓋くらい桧製で贅沢してみようではないか!
桧は良い香りがするのは、みなさんご承知と思いますが、桧は、保温性、耐水性にも優れた木材ですので浴槽は、なかなか作るのが困難ですが、良い香りとセットで蓋さえ作ってしまえば、浴槽のお湯が冷めにくくなるのを試すべく、挑戦する事にしました。
桧の風呂蓋製作に用意して使う材料1種類でOK!
まず必要なのは、桧の材料。
バラバラなスノコ板にするか、1枚板を調達して加工するかですが、おすすめは、断然安価な方で材料を揃えるとすれば、スノコ板で組み合わせて作るのが一番です。
コレがホームセンターで調達した材料になります。
1本の厚みが12ミリで長さが2000ミリ幅が85ミリの材料です
価格は、1本¥438(税込み)を計11本で合計¥4818でした。※価格は2022/3/22現在です
四万十産の桧で表示されていたものを購入しています。
四万十産は、油分を多く含んで材質的には、抗菌にも優れています。
材料の調達先は、ダイワハウスロイヤルホームセンターです。
お近くにあれば、同じ物があるか見てみて下さい。
なければ同じような材料が他のホームセンターでも探せばあるかもしれません。
スノコ板以外で桧の集成材にした板もありましたが、桧独特の匂いがあまりしないので、こちらのすのこ板の方が匂いが強いので、こちらの材料で決めました。
基本は、スノコ板のみで2枚組蓋を作ることにします。
あとの材料は、部材同士をつなぐビスとか道具の切断用ののこぎり(扱えればジグソーでも丸鋸でも大丈夫です)とインパクトドライバーや必要であれば、ヤスリくらいで十分OKです。
浴槽形状に合わせた加工の準備から
私の家は、ユニットバスなので一番最初は、巻き蓋を使用していました。
巻き蓋なのでくるくる巻いて仕舞うので、形状的には長方形です。
さすがに巻き蓋は、汚れやすかったので、ちょっと高めでしたが、次に購入したのが2枚組蓋です。
まだまだ使えるんじゃないの?と思われそうですが、実は、写真では分からないくらいフチのゴムパッキンがものすごいカビだらけで、汚れが、落ちません全く!
表面より裏側の浴槽側にあるパッキンがすごいことになっております。
当然です。
浴槽の水分や湿気をもろに浴びますので、ちょっと我慢の度を超えました。
交換です。
しかし交換したくても時既に遅しで※廃番となっておりました。
今の既存の浴槽でも合いそうな蓋くらいあるのでは?と思い調べましたが、ありません。
なぜなら、ユニットバスの浴槽形状は、日々変化しており、微妙に形や寸法が、合わないようになってました。
※廃番では、ありますが、どうも受注生産で納期待ちで対応も可能なようですが、べらぼうに高い(¥17000~19000)のでどっちにしろ自分で製作する方が安上がりの結論です。
ちなみにこちらが浴槽です。
背もたれ側や周囲のフォルムが、今とちょっとづつ変化するのでしょう、合う蓋がないので仕方ありません。
なのでワンポイントアドバイス⇨浴槽は、交換できないので蓋くらい自分で作れば安上がり!!
DIYは、時に家計を助けます!あなたも是非こちらを参考に風呂蓋製作に挑戦あれ!!
2枚蓋の元々の寸法は、1枚がW760奥行き720あります。
今回は、材料形状の端部が面落としになっていますのでこれを利用してW760側にそのままの寸法760でカットして横に流す組み合わせにしたいと思います。
これには理由があってその面落ちの形状が蓋を開けて浴槽に立てかけたときに水がその面落ちのところに滞留しないようにするためです。
この1枚1枚の桧の材料をつないでいきますので720幅側に並べると溝の部分で水分を拾いやすくなるのを防ぐため配列をW760方向でカットしていきます。
こんな感じでW760を2枚組蓋分用に計18枚にカットしました。
その内2枚はW85の元々のサイズの半分の42.5でカットして奥行き720幅になるように調整しております。
デザイン面も考慮してR形状の型取りをする
せっかく新しく蓋を作るなら、直線的な四角よりせめて前の風呂蓋を継承して同じようなフォルムで作ろうと思います。
ただ、交換前の組蓋がラウンド形状なので、実際にカットするときには、1枚板ならともかく、バラバラの板なので1枚ずつのRにカットは難しいので、多角形ではないですが、直線的に型どりをした下書きに修正しております。
カットしたW760の板を横並びに並べてその上に交換前の組蓋の片方をのせて、R部分の形なりに鉛筆でなぞる。
なぞったあとの線に沿ってマスキングテープで曲線に近い直線で1枚1枚マスキングテープを重ねる。
このようにバラ板を加工する場合は、直線でカットの方が、作業は簡単ですし、完全なR面状でなくても見た目もそんなに悪くありません
最後に、桧の板を加工して接続固定するだけ!簡単お風呂の2枚組蓋完成!
それでは手順を追って見ていきます。
先程のデザインを取り入れるべくR加工(手間を省き時短で)を直線加工にするところからです。
このようにノコギリの場合は、最後の切り落としの端部が、バリ状に残ることがあるのでこれを紙やすりなどの粗めのペーパーなどでヤスリがけして削れば、すぐきれいになってバリによるけがや傷もしなくて済みます。
こんな具合にきれいにバリは落とせました。
次に直線加工したそれぞれの部材をつなぐ部分や切断面の細かいささくれもあとからヤスリかけをするようにしましょう!
このように2枚組蓋の両方をそれぞれR面(直線組み合わせ)に加工して一旦接続する部材の面削りなど微調整してから仮置きしたのがこの写真です。
続いて2枚組蓋の右側です
次に作業することは、このばらばらのスノコを簡単かつ、1枚板のようにばらばらにならないようにしなければいけません。
W760ありますので、本来なら3箇所くらい、縦桟をわたせば、より各部材が、繋がりますが、その桟を使うのもこのすのこのW85の板を使用します。
なのでW85あれば両サイド2箇所で強度が保持できますので、端からの位置に気を使いながら、取り付けます。
取り付けに使用する、ビスも使用するビスの選定や用途が適切であれば、時間と共にビスが弱まることがないのでビスの選択を間違えないように取り付けます。
使用するビスの種類は、板の厚みが一枚12ミリなので2枚重ねて24ミリを上回らないようにして2枚目の厚みの幅を最低でも1/3以上食い込むような長さのビスを使い締結力を保持しましょう!
材質は、水回りなのでステンが良いですが、ホームセンターでは、長さの適切なビスがなかったのでステンではありませんが、締結力保持を優先しました。
水回りと言っても直接水がかかるわけでは、ありませんのでさほど気にすることは、ありません。
使用したビスは、径が3.5長さ20ミリのスリムネジで、インパクトドライバーで簡単にスノコ板の表面の面一でビスを留めたり0.5ミリや1ミリ程度加減して食い込まして取り付けもでき、締結力も保持できるので、これを使っています。
ワンポイントアドバイス⇨ビスを打ち込む前には、下穴を少しでよいので開けてから、ビスを打ち込みましょう!
理由は、ビスをより真っ直ぐに打ち込めるのと、今回のようなビスですと直接材料に取り付けるタイプのビスではないからです。(ビスのタイプによっては、下穴なしで取り付け可能なのもあります)
ビスの打ち方は、各すのこ板1枚につき2本をたすき掛けにして打ち込んでいます。
多ければより締結させれますが、時間もかかるし、ビスの本数も倍必要です。
たすき掛けなら、十分取り付け強度は、保てますので参考にして下さい。
これが、完成品です。
縦桟は、端から70ミリの所とR面が下部の材料だけ内側に短く寄りましたので、桟が取り付くために端から160ミリくらいの位置にになりましたが、各スノコ板の揃いやたわみは、ありません。
このたわみが完成時に影響しないように、最初に店舗で、材料を購入する場合は、目視で確認したり複数枚材料を重ねてみて、お互いの材料が隙間無く重なっているかなどを事前に確認しましょう!
真っ直ぐな材料を手に入れれば作業は、より簡単に進みます。
実際のユニットバスに完成した2枚組蓋を置いた写真です。
初日の夜、組蓋をセットして、浴室のドアーをあければ、そこは、部屋内桧の露天風呂ツアーかと思うほど桧の良い香りが浴室内に充満しておりました!!
お風呂ってこんなに癒やされるのかあ!!!ってくらい桧の余韻でその日は、ゆったり寝ることができました。
自分の家ですが、、、。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回のDIYは?
DIYは、家のプチリフォームやちょっと工夫して自分で材料を揃えて役に立つ何かを作るだけでも、意外にも市販品より、安価に出来たりします。
この風呂蓋は市販品より価格を75%削減できました。
今回使用してカットした残りの材料もありますので、それを再利用してテレワークに使う小物置きとか本だなとかを作れば、材料費もまた不要でちょっとしたラックも手に入ります。
そして、お風呂に入る楽しみも倍増でき、得なことしか今のところありません。
また、各家庭に合ったあなたのおうちの価値を上げることができるのが、DIYの意味でもあります。
そのDIYの工夫次第で、今後、高価な消耗品の購入も少しでも減らせることができます。
また今から少しずつでもDIYのスキルアップをしていけば、世に出回っていないあなたの家のオリジナル品製作が日常生活で役立ちます。
そんなDIYをやらない理由はないのでは?
これからもDIYのお役立ち情報をお届けしていきますので宜しくお願いします。
追記
桧の風呂蓋を完成させてその後2週間ほど使ってみての感想は、何より桧の匂いで包まれる浴室空間は、最高に癒やされます。
季節的には、3月末から4月はじめに使用しての感想ですので、夜は、結構冷え込む日がありましたが、お湯の冷め具合は、あまり感じませんでした。
デメリットがありましたので、お伝えしますと、蓋をしている間に浴槽の水分を桧の板が吸い上げるのか、少しそりが発生しました。☞については蓋をしても少し隙間があるくらいなので、冬場のお湯の冷め具合が、気になる程度です。
あとは、2枚蓋の片方で重さが4KG近くあり前のメーカー品が約2KGでしたので小さい子供がいれば、ちょっと持ち上げるのは、大変かと思います。
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