新築にトイレは1階だけで足りる?
新築を計画すると少しでも予算を抑えたいと思う事でしょう!?
その中で、もしあなたが今までマンションでの生活や戸建ての実家暮らしでトイレが1つしかなく特に不便を感じなかったのでトイレは1つで良いか?と思っているなら?
2階建てを建てて、これから家族が増えたり来客や泊まりのゲストを迎えたりすれば、予算の削減以上に2階にもトイレが必要になると実感します。
それに加えて、2階にもトイレがあれば、普段の生理現象であるトイレを使う頻度が多ければ多いほど、ストレスの無い長期的な生活も実現できます!
トイレが1階だけのメリットとデメリットを徹底解説!
一番のメリットは、家を建てる時の初期投資削減のみ
【コスト削減で家計に優しい】
トイレを1階のみに設置することで、工事費用や設備費用を抑えることができます。
特に新築時には予算が限られていることが多いため、トイレを1つにすることで初期費用を節約できます。
【スペースの有効活用で広々とした間取りを確保できる!】
2階にトイレを設置しないことで、他の用途にスペースを活用できます。
例えば、2階に広めの収納スペースを設けたり、リビングや寝室を広く取ることが可能です。
限られた空間を最大限に活用したい場合には、トイレの数を減らすのも一つの方法です。
【1つだけしか無いトイレで利便性が低下するシーンとは? 】
特に夜間や朝の忙しい時間帯には、2階にトイレがないことで不便を感じることがあります。
寝室が2階にある場合、夜中にトイレに行くために1階まで降りるのは手間がかかります。
これが特に高齢者や小さな子供がいる家庭では不便さが増します。
【プライバシーが確保しにくい理由 】
ゲストが1階にしかないトイレを使用する際、家族のプライバシーが保たれないことがあります。
間取りの都合でリビングやキッチンの近くにトイレがある場合、音や匂いが気になることもあり、家族やゲストが気まずい思いをすることがあります。
2階にもトイレを設置すべきか?メリットとデメリットを比較!
2階にトイレを設置するかどうかを悩んでいれば、思い出して下さい
商業施設を利用していて、各階にトイレがなくてなぜかスキップフロアーにしかトイレが無い場合のその不便な事を!
2階にトイレが使えるメリット
【家族全員が快適に!利便性の向上】
2階にもトイレがあることで、特に夜間や朝の忙しい時間帯に便利です。
家族全員が快適に過ごせるようになり、生活の質が向上します。
トイレは、日常生活において必須アイテムです。
家での生活が長期になることを考えればトイレは快適に同時に使い勝手が良くないと生活の質は上がりません!
特に寝室が2階にある場合、夜中にトイレに行くための階段の上り下りがなくなり、安心して眠ることができます。
【ゲストにも配慮したプライバシー確保】
ゲストが来た際にも、1階のトイレを主に使用してもらうことで家族のプライバシーが守られます。
これにより、家族が2階のトイレを自由に使用できるため、ゲストを気にすることなく快適に過ごすことができます。
2階にトイレを設置する場合のデメリット
【コストが気になる?2階トイレの費用とは?】
2階にトイレを設置するためには、配管工事やトイレ自体の設置費用が追加でかかります。
これにより、初期費用が増加し、予算オーバーになる可能性があります。
長期的なメンテナンスコストも考慮する必要があります。
【スペースの問題をどう解決するか?】
2階にトイレを設置することで、その分他のスペースが削られることになります。
トイレのスペースは、私も新築を建てながらギリギリまでトイレにするか収納にするか悩みました
決断したのは、たかが1畳程度の収納スペースにどんな物を収納出来るか考えた時に2階の間取りを見て家族の過ごす部屋が多くを占めているのに気づいたので利用価値のあるトイレにしました。
特に限られたスペースの中で家を設計する場合は、トイレの配置にも工夫が必要です。
家族の動線を考えた設計が求められます。
2階にもトイレを設けると本当に初期費用は、高くなる?
実際に2階にもトイレを設けるとなれば、次のような考え方を持つと良いでしょう!
- 高額な家の値段から考えれば、トイレにかかる費用など少額だ!
- メンテナンスコストや掃除に手間がかかりそうだけど結局トイレが1つでもトイレを使う回数は生理現象なので減らせない!
トイレが増えることで商品代が当然掛かりますその分、家全体の何千万とかかる内訳に加算されます。
安く費用を抑える方法として、2階にかけるトイレの費用は、例えばタンクレスのような高額な商品ではなく手洗いロータンクの付いた安い普及版(メーカーにこだわらなければ探せばたくさんあります)などから選ぶことです。
将来必要であれば、便座を外して安価な洗浄付き便座を取り付けすれば、良いでしょう!
掃除の手間が増える心配も、1階のみのトイレが1つであろうと、トイレの使用頻度まで、家族に生理現象を我慢させることなどできませんよね!
トイレが1つでも汚れ具合が早まるだけで、そのたびにトイレ掃除の回数が増えれば結局、そんなに掃除の手間が減るわけではありません。
最近のトイレは掃除の手間も減らしてくれる防汚技術が進化していますそんな参考になる記事はこちら☟
先に言っておきます。トイレ選びは『汚れにくい』が最重要ポイントです。 いかに最近のトイレの汚れ防止技術が進化しているかを同じメーカー品を実際に使ってみて あれから17年(2022年現在)トイレを使用して検証し[…]
リフォームで2階にトイレの工事をするとどうなる?費用は?
色々考えたあげく新築2階建てを建てた後、やっぱり2階にもトイレが欲しいとなれば、リフォームするしかありません!
そうなったら費用はどれくらいかかるのでしょうか?
結論から言うと新築時よりも大幅なコストがかかります。
さらに言えば、2階の間取りや1階の間取りの兼ね合いでプラン的に2階設置のトイレを断念しないとだめな場合もあります。
1階での工事配管のついでに2階へトイレ用の配管と給水管を立ち上げて仕込むだけです
再度費用がかかるとすればトイレの器具付けのために別途日当が必要です
これに関しても元々1階のトイレの器具付けがあるので洗面化粧台など他の設備の器具付けと一緒に作業をします
なので工事の手間や費用は、ついでの工事が可能なので断然新築時の方が安くなります
このような工事内容から実質のコストは、2階にトイレがあるからと言え費用はほとんどかかりません
また事情を言えば、トイレの材料売り上げもあるので設備取り付け業者は、材料にも微々たる利益ですが上乗せ分があります
それでは、いざリフォームになるとどのような工事が必要か?
次の戸建ての写真をご覧下さい
新築の家ですが、1階と2階の中間くらいの外壁上部から配管が下へ降りているのが確認できます
リフォームで2階にもトイレが必要になれば、このように新築の外壁に穴を開けてトイレ配管を外部へ露出させて工事をします
その配管を今度は、地面の下にある汚水ますに通じる汚水管と接続する工事をしていきますが、このような工事はそう簡単ではありません!
そして外部へ配管を露出可能にさせるのも条件があるからです
- 2階設置をするトイレのスペースが配管を抜く外壁を挟んだすぐ真横にあるか?
- 2階のトイレ配管はすでに配管されている1階のトイレの汚水管と地面を掘って接続出来るのか?
トイレ配管だけの工事をするのに外壁のすぐ横ではなく部屋の真ん中にあれば、配管工事をするためにわざわざ床や壁を壊して大規模な工事をすることになります
また給水管も1階の水回りの配管から2階まで引っ張ってくる必要もあり配管だけで大掛かりになります
なのでリフォーム費用としては、大工造作なども含めれば100万単位の金額が必要になります。
このように考えると後から2階のトイレ工事をするのは、トイレ単独の工事としてあまり現実的とは言えません
2階にトイレがないと絶対後悔する理由とは?後悔せずに済んだ体験5選!
来客時に2階にもトイレがあれば非常に便利で助かります
滅多にはありませんが、エアコンや家の設備品などのメンテナンス工事をするときも同じです
例えば、子供が大人になり息子や娘の彼氏や彼女が家に来て泊まって帰るまでは、お風呂を利用されるよりもトイレを使用されるときに1階と2階にトイレがあってよかったと心から思います
工事に来られる場合も、工事屋さんが作業完了するまでにトイレを使いたい場合も、我慢しなくても良いですし、音や匂いに気を使う必要が無いのでこれも1階と2階にあることで非常に助かります
部屋の隔離は出来たとしても、やはり感染予防をする場合は、トイレも患者と分ける必要があります。
実際、私も不覚にもコロナ感染していまいました。
我が家でも娘も同様に私よりもだいぶ前に感染したので、1階と2階のトイレ使用は、完全に分けることで患者とそうでない家族との動線が完璧に交わらないように出来ました。
結果、二次感染や予防には、家にトイレが2箇所あって良かったと思います
トイレのつまりもめったにはありませんが、トイレ吸引器でつまりを簡単に解消できれば問題ありません
が、しかし、汚水を流したときの水が便器いっぱいに溢れそうなまま、水が引いていかない時は最悪です
実際に数回ありましたが、つまりが発生してから数時間かけて水が引いていくのを待つか、今までで最悪なパターンがトイレの便器の奥の紙づまりが原因で中々吸引器でも解消されずに3日くらい使えず放置していた時です。
このときほど2箇所の内のもう1台のトイレがトイレの神様と思うほど助かったことはなかったです
それぞれの過ごす場所や家族の誰がどこで過ごす時間が多いか?によりますが、1階と2階の各階にトイレがあると便利です。
2階に寝室や書斎などがあり仕事場にしていれば、1階に降りずに2階のトイレですぐ用を足せると助かります。
2階の寝室なら、特に冬場の寒い日は、余計に1階へ降りるのが苦痛です。
2階で過ごすことが多い年配の方が家族におられれば1年を通じてなおさらです。
たまに公共施設や商業施設などで、突然の下痢や腹痛でトイレに駆け込むときはありませんか?
その場合にトイレの赤札使用中が目に入ったら最悪です。
その家庭版のトイレが1箇所しか無い家だとやばすぎませんか?
出来ることならあなたの家でこのような事態を招かないようにトイレは2箇所設けましょう!
2階にトイレの配置を決めるための2つの考え方
【家族構成とライフスタイルに合わせた最適な配置】
家族の人数やライフスタイルに合わせて、トイレの数と配置を決めることが重要です。
例えば、小さな子供がいる家庭や高齢者が同居する家庭では、利便性を重視して2階にもトイレを設置することが望ましいかもしれません。
逆に、シングルや夫婦二人だけの家庭では、1階のトイレだけでも十分な場合があります。
【未来の生活を見据えた柔軟な設計】
将来的に家族構成が変わる可能性や、ライフスタイルの変化を考慮して、柔軟に対応できる設計を心がけましょう。
例えば、将来的に子供が独立して家を出た場合や、高齢になった際の利便性を考えることが重要です。
ライフステージに合わせたトイレの配置を検討しましょう。
1階と2階の快適なトイレ空間を作るためのデザインと設備
【最新トイレ設備で暮らしを快適に】
最近のトイレは技術の進歩により、多機能で使いやすい設備が増えています。
例えば、温水洗浄便座や自動開閉機能、節水機能など、快適なトイレ空間を実現するための設備を検討しましょう。
これにより、トイレの使用が一層快適になり、生活の質が向上します。
【デザイン性も重視したトイレの作り方】
トイレは単なる設備ではなく、家の一部としてデザインにもこだわることが大切です。
壁紙や床材、照明など、細部にまで気を配ることで、居心地の良い空間を作り上げましょう。
おしゃれで機能的なトイレは、家全体の雰囲気を高める重要な要素となります。
まとめ
1階だけで足りるか、2階にも必要か、家族のライフスタイルや将来のことを見据えたトイレ配置の選択肢をしっかり考えて、快適で便利な住まいを実現しましょう。
トイレの数や配置は、家族全員が快適に暮らすための重要な要素です。
予算やスペースの制約を考慮しつつ、自分たちの生活スタイルに合った最適な選択をすることが大切です。
これから家を建てる20~30代の建築主の皆さんにとって、本記事が少しでも参考になり、理想の住まいを実現する手助けとなれば幸いです。