新築の施主検査はどこまで指摘すれば良い?住み始めて後悔しないチェックポイント7選!

  • 2024年8月6日
  • 2024年8月6日
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いよいよあなたの家が完成間近です
引き渡し前の施主検査がハウスメーカーや関わった全ての業者にとって
最大の難関であり一番緊張する瞬間です
裏を返せば、関わった業者や職人さんは、プロとして満足な仕事をしていれば
施主さんに喜んでもらえる自信があるので緊張などしていません
この記事では、満足のいく仕上がりが何なのか?が分かれば施主検査のやり方が分かります
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施主検査とは?まず理解すべきその重要性と目的

新築の施主検査は、住宅の引き渡し前に施主自身が建物全体を細かく確認し、施工ミスや不具合がないかをチェックするための重要なプロセスです。

施主検査の目的は、施工が契約通りに行われているかを確認し、住み始める前に問題を解決することにあります。

ここでしっかりと確認を行わないと、住み始めてからトラブルが発覚し、修正に時間や費用がかかることがあります。

そのため、施主検査は単なる形式的な作業ではなく、長期的に快適な生活を送るための大切なステップです


施主検査を気持ちよく行なう為には、新築の工事期間中や打ち合わせ段階でいかにクレームが起きないようにするかが重要です☟

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施主検査のチェックリストどこまで確認指摘するべきかを徹底解説4選!

あなたの所有物になる新築の家!

その前にあなた自身で施主検査をする機会をハウスメーカーは、与えてくれます。

基本的には、ほとんどのハウスメーカーは、施主検査実施前の1週間なり10日くらい前には、ハウスメーカー独自にその下請け工務店を含めた仕上げ業者が自主検査を行ないます

その上で施主検査までの間に是正処置をして施主検査に臨む段取りになっています。

なので、施主さんの指摘事項に引っかからないようにプロの仕事として恥ずかしくない最小限まで事前にチェックされた状態であることは、知っておきましょう!

とは言えその状態は、あくまで施主のあなたの見るべき感性と、ズレる箇所があるので完璧とは言えません

【実例あり、まずは家の顔から】内装のチェックポイント

壁、床、天井

壁紙やクロスの継ぎ目がきれいに仕上がっているか床材に傷や浮きがないか天井の仕上げにムラがないかを丁寧に確認します。

特に、隅々までしっかりと見て、問題があればその場で写真を撮って記録しておくことが重要です。

また、家具を配置する予定の場所についても、壁や床がしっかりしているかを確認しておくと、後悔が少なくなります。

特に床に関しては、使用されている床材の材質やキズの程度によっては、将来何年か経過してから補修跡が目立つ場合があります。

例えば、上の写真のような床の凹みキズです。

家の顔に当たる玄関ホールの床で框のすぐ近くにできたキズを,私自身の新築入居前の施主検査で見つけました。

明らかにだれが見ても分かる場所でしかも玄関に入ってすぐ目に付くど真ん中にあります。

写真では目立っていますが、当時は補修がされたすぐ直後なので、今よりもましに見えていました。

経年で補修剤が痩せてくるにつれ、色も本来のフローリング材と合わなくなったり、凹みも目立ってきています。

凹みキズは、補修レベルでは、直せない典型的な例です。

では、どうするか?

フローリングの交換しか無いので、交換を依頼しましょう!

このように、ちゃんとしたハウスメーカーなら、いい加減な補修をせずに、施主検査時には、キズなど元々最初から無いようなレベル(交換も含めて)に仕上げて施主検査時を迎えてくれるのでご安心を!

【こだわりの設備を徹底的に!】設備の動作確認

キッチン

シンクの水はけがスムーズか、蛇口からの水漏れがないかを確認します。

また、収納の扉や引き出しがスムーズに開閉できるか、ガスコンロやIHクッキングヒーターが正常に動作するかもチェックします。

当然、扉の面材やキッチンカウンターなどにキズが無いかも目視や手で触って確認します

キッチンは家の中でも使用頻度が高いため、少しでも違和感があればすぐに報告し、修正を依頼することが重要で
す。

バスルーム】

シャワーや蛇口の水圧が適切か、排水が滞りなく行われているか(ゴボゴボと音がないか?)確認します。

また、仕上げ材にタイルを使用なら目地の仕上がりにムラがないか、カビの発生しやすい場所がないか(水勾配が取れているか?)もチェックしましょう。

納得できないとしても許容範囲があるので、壁パネルの段差などが無いか?またタオル掛けのような固定された器具を触ってしっかりと取り付けされているかも確認しましょう

特に、換気の効き具合はバスルームの快適さに直結するため、換気扇の動作音や風量も確認しておくと良いでしょう。


追い炊き機能やリモコンの動作確認と給湯器の作動もセットで確認しておけば完璧です

トイレ

水がしっかりと流れるか、便座に腰掛けて便座のがたつきが無いか?やウォシュレットや便座の温度調節機能が正常に動作するか確認します。

また、トイレの換気が十分に行われているか、ドアの開閉がスムーズかもチェックポイントです。

特に、トイレは狭い空間であるため、収納スペースの使い勝手や紙巻き器の使い勝手なども確認しておくと、後々の不便を避けることができます。


洗面化粧台

水栓金具の吐水や排水がスムースに流れるか?最近はタッチレス作動(照明も)がはやりなので、正常に作動するかも確認します。

収納扉の開閉や念のため備品類ももれなく設置されているかなどオプション品を頼んでいたのに用意されていない事が、入居後判明して気分が悪くなるなんてならないようにしておきましょう

あとよくあるのが、化粧台の洗面ボールと接している壁との隙間に水分が床へ落ちないようコーキング処理がされていない場合があるので確認しておくと良いでしょう

【実例あり、これは絶対NG!】外装とエクステリアの確認

外壁と屋根

外壁の仕上げにムラがないか、特にひび割れがないかを目視で確認します。

2階建て以上なら目線より少し上くらいまでは、確実に建物の周りを1周して確認しましょう

また2階に上がって窓から覗ける範囲で良いので外壁の確認をしておくと完璧です

また、屋根の瓦や雨樋がしっかりと取り付けられているかも重要です。

屋根は普段目にする機会が少ないため、念入りに確認しておくと安心です。

ただ屋根といっても大屋根は確認しようがないので、2階以上の窓から覗いて見える下屋根があれば念のため見ておく程度で良いです。


玄関ドアーと窓サッシ

玄関ドアーは家の顔であり防犯面でも最重要アイテムです。

そのような玄関は、工事中ならできる限り本ドアーの取り付けを後に回して仮の工事ドアーをキズ防止用にハウスメーカーや工務店は使用します。

もし実際の正規ドアーを早めに取り付けたとしても厳重に養生をして凹みやキズから守ってくれているはずです。

上の写真は、新築当時20年前に我が家で採用したYKKの玄関ドアーですが、引き渡し前の施主検査であろうことか、ドアー本体の化粧パネルに凹みがありました。

目がくらむような話ですが、これって直るの?それともドアー本体完全交換やん?と思い最終的には、再度確認に行くとこれまた驚きでした!

凹みもなにも全くありません!

恐らくですが、ドアー自体を新品に交換したか、最近では部分的に化粧パネルだけを交換、あるいは、リペアーも高度な技術で凹みをパテ埋めして塗装するなど補修したかどうか判別出来ないほどに直ります。

この事例もあってはならない凹みキズですが、このようなキズも指摘すれば安心して直せますのでご安心を!


どちらにせよ補修で直せなくても部位によっては、妥協せずに交換を要求しましょう!

これ以外に外装材には、色々ありますが、例えばアルミサッシや化粧格子なども同様でささいなひっかき傷などあれば遠慮する事無く指摘事項に上げて下さい

直りますのでご安心!


よくこれも忘れがちなのが、窓の網戸の取り付け忘れや、取り外し方や取り付け方法も確認しておいた方が良いです

【注意点あり!】駐車スペース

車を実際に駐車してみて、問題がないかを確認します。

特に、車のドアを開けたときにスペースが十分か、隣接する建物やフェンスとの距離が適切かをチェックします。

また、雨の日に水たまりができやすい場所がないか、排水が適切に行われているかも確認しておきましょう。

確認が必要なのが、後日カーポートを外構工事で取り付ける場合に、カーポートの柱位置や幅があるため、実際に車を駐車するスペースが狭くなった!あるいは、乗り降りに車のドアーが干渉して困る。

そのようなことのないように打ち合わせもしておくことをおすすめします

施主検査、見落としやすいポイント3選!住み始めてから後悔しないために!

施主検査で見逃されがちなポイントをしっかりと確認することで、住み始めてからのトラブルを未然に防ぐことができます。

特に、以下の箇所には注意が必要です。

配管や電気系統の状態確認

水道やガス、電気の配管や配線は、表面からは見えない部分ですが、ここに問題があると後々の修理が大掛かりになる可能性があります。

例えば、配管の漏れや電気系統の接触不良は、建物の構造に深刻な影響を与えることがあります。

これらの部分については、施工業者に立ち会ってもらいながら、しっかりと確認することが大切です。


大手のハウスメーカーや工務店でも配管の漏れなど無いように圧力検査など当たり前に実施しています

電気系統も必ず電気工事業者が、漏電や電気の断線などチェックして引き渡してくれるのでご安心を!

入居してからでも心配な場合は、水道の漏れは、外部にある水道メーターを見れば分かります。

電気に関しても施主検査時に全てのコンセントスイッチ類は、オン オフして確認しましょう!

収納スペースやクローゼットの詳細チェック

収納の扉や引き出しがスムーズに開閉できるか、内部の棚がしっかりと固定されているかを確認します。

また、クローゼットやシューズボックスなど、日常的に使う収納スペースの使い勝手も確認しましょう。

特に、重い物を収納する予定の場所は、棚の強度や取り付け状態をよく確認しておくことが重要です。


念のため、重い物を載せる棚の壁裏に下地補強を入れてくれているか?ハウスメーカーや工務店の監督さんに口頭でも良いので一度気になる箇所は確認しておきましょう

ドアや窓の開閉、鍵の動作確認

ドアや窓の開閉がスムーズに行えるか、鍵が正常に機能するかを確認します。

特に、防犯性が求められる玄関ドアの鍵は、必ず確認するようにしましょう。


最近の玄関ドアーも電気系統が充実してキーレスでの開閉やオートロックなど進化しています。

必ず使い方や万が一の電気系統で以上が発生した場合のドアー開閉の方法や復旧の仕方も家族全員で周知しておくことが大切です。

また、窓の開閉も、全ての窓で行い、異常がないか確認します。

窓の鍵が緩い、ドアの建てつけが悪いなどの問題は、生活を始めてから大きなストレスになるため、早めに対処しておきましょう。

実際にやってみよう!効率的に施主検査を行う手順とタイムライン

施主検査は、全体を効率的に進めるために、事前に手順を決めておくと良いです。

以下に、効率的な施主検査の進め方を示します。

全体をざっと確認

まずは、家全体をざっと見渡し、大きな問題がないかを確認します。

この段階では、細部の確認は後回しにして、全体の印象や大きな問題点がないかを把握することが重要です。

例えば、家の中を歩き回りながら、違和感を覚える場所や仕上げに不満がある箇所をメモまたは付箋をして写真に残しておきましょう。

各部屋を詳細にチェック

次に、各部屋ごとに細かくチェックしていきます。

内装や設備の動作確認は、明るい自然光の下で行うのが理想です。

特に、壁や床の仕上がり、設備の動作確認は、この段階で徹底的に行います。

また、家具の配置や導線も意識しながら、実際に生活するイメージを持って確認を進めると、後悔の少ない施主検査が行えます。

上の写真は、私の新築の事例ですが、あろうことか住み始めて数年後に初めて気づいた電気コンセントの開口間違いのあとです。

クロスを仕上げてから、クロス屋さんも石膏ボードに電気コンセントの開口があるので少し切り込みを入れていたんだと思います。

うまい具合に切り込みあともほぼ目立たないくらい塞がれていたので、入居後全く気づかずにいました。

ふとしたきっかけで壁に違和感があったので指で押してみたら、なんとこのような事があるんですよね!!!

開口を間違えてもボード下地はちゃんと埋め戻されてクロスもきれいに仕上がるのでご安心を!

このような細かいチェックもよーく見ておきましょう(このようなケースはほぼ無いですが、、)

外装とエクステリアの確認

最後に、外装とエクステリアを確認します。

特に、雨の日のことを考慮して、排水が適切に行われているかを確認することが重要です。

外壁や屋根の状態、前述した駐車スペースの使い勝手など、普段確認しにくい部分こそ、丁寧にチェックすることが求められます。

また、建物の外周を歩いて、隣接する建物や道路との距離感、境界の明確さなども確認しておきましょう。

こうした外装やエクステリアのチェックを怠ると、雨漏りや駐車の不便さなど、住み始めてから大きな問題に発展する可能性があります。


とは言え、外装工事などは、やり替えとなれば相当な労力と時間を要す工事になります。
特に駐車スペースの水勾配を取らずに誤ってコンクリート仕上げをするケースなどもほぼありません。

このような事態になればコンクリートをはつって(取っ払う)それはもう大変な再施工となるのでありえない事例です。

あくまであなたである施主検査時には、安心してあなたの感じる違和感を大切にしてチエックして回りましょう!

問題点をまとめる

施主検査の途中で発見した問題点は、その場で必ずメモや写真に残しておきます。

特に、施工業者に対して修正を依頼する際には、具体的な証拠としてこれらの資料が役立ちます。

検査が終わったら、問題点を整理し、優先順位をつけて修正を依頼することで、効率よく問題を解決できます。

トラブルを避けるための事前準備と対策!「施主検査前にすべきこと」

施主検査をスムーズに進め、トラブルを避けるためには、事前準備が非常に重要です。

以下に、施主検査前に準備しておくべきことをまとめました。

施主検査合格のために、工事中から現場を確認しておくと良い理由

一番効率良くそして問題無く施主検査を終える方法は1つです

施主検査は、正直言えば工事が完了した状態から確認するので、施主のあなたがこれは、納得出来ない問題を施主検査時に見つけたとしたら、どうです?

入居まで時間も無いし、その問題を是正するまでの工事が無事完了するかの不安を抱えたままでは、精神的余裕がなくなります。

なので新築工事が始まれば、せめて仕上げの工事が始まるのを機会に、現場へ確認しに行くことをおすすめします。

そうすれば、打ち合わせ内容に間違いが無いか?

仕上げの材料や色、仕様その他寸法の間違いや取り付け位置の間違いなどあれば、一早くみつけることが出来ます。

そして床などの養生がまだされている美装前であればそのような違和感や間違いを発見しても、是正工事で2次被害を出さずに工事期間中の早い段階で修復可能だからです。

必要な道具や書類の準備

施主検査を行う際には、次のような道具を準備しておくと便利です。

メジャー:寸法を確認するために必須です。家具の配置を考慮しながら、スペースが設計通りかを確認しましょう。

水平器:棚やカウンターが水平に設置されているかを確認できます。

懐中電灯:暗い場所や見えにくい箇所を照らして確認するために使用します。

カメラ:問題点や気になる箇所を写真に残しておくと、後で施工業者と話し合う際に役立ちます。

また、契約書や設計図、仕様書などの書類も手元に用意しておき、実際の施工が契約内容通りに行われているかを確認します。


特に、オプションや変更を依頼した箇所については、仕様が正確に反映されているかをしっかりと確認しましょう。

施工業者とのコミュニケーションの取り方

施主検査の日程や確認したいポイントを事前に施工業者に伝えておくと、検査がスムーズに進みます。

特に、複雑な箇所や特殊な仕様については、あらかじめ質問を準備し、施工業者からの説明を受けるようにしましょう。

施主検査は、施主と施工業者の信頼関係を築く重要な機会でもあります。

疑問点や不安があれば、遠慮せずに質問し、納得のいく説明を受けることが大切です。

施主検査後の対応「指摘事項が発見された場合の交渉方法」

施主検査で問題点が発見された場合、その後の対応が重要です。

適切な対応を取ることで、スムーズに修正が進み、引き渡しまでの流れが滞ることなく進行します

【ほとんどの指摘は修復可能!】修正や手直しの依頼方法

施工業者に対して、発見した問題点を具体的に伝え、修正を依頼します。

この際、写真を添えて説明すると、より理解されやすくなります。

また、指摘事項が複数ある場合は、優先順位をつけて伝えると、修正がスムーズに進むでしょう。

修正依頼は、できるだけ文書で行い、記録として残しておくことがトラブルを防ぐポイントです。


またほとんどのキズや凹みキズなどは、リペアー技術が発達していて専門業者も現場で対処してくれますので納得いかないキズや凹みは躊躇する事のないよう指摘事項として遠慮無く伝えましょう。

【再確認するマインドとは!】修正完了後の再確認ポイント

修正が完了したら、再度確認を行いましょう。

特に、修正箇所がしっかりと直されているか、再度のチェックが必要です。

修正後に再び問題が発生した場合、その場で対応できるよう、施工業者に立ち会ってもらうと安心です。

再確認が不十分だと、住み始めてから再度修正を依頼することになり、手間が増えるだけでなく、日常生活にも支障をきたす可能性があります。


施主検査後の是正処置は、現場のプロとして確実に修復してくれます。

再チェックの時の心構えと気持ちよく引き渡しされてあなた自身が入居するために必要な事を教えます。

それは、指摘事項が直っているかを必要以上に見るのではなく、自然に何気なく確認しましょう

そうすれば、目立つ所も目立たなくなり意識からも遠のいていきます。

このマインド意識は、いずれ入居して日常の生活が一旦始まれば、無数のキズをあちらこちらにつけてしまうので近い将来もうどうでもいいか!と諦めてしまうからです。

そうは言え、高い買い物の住宅です、最初が肝心納得がいくまで施主検査は、実施しましょう

まとめ

新築の施主検査は、これから始まる新生活を安心してスタートするための重要なプロセスです。

細部までしっかりと確認し、問題点があれば早期に対処することで、住み始めてからのトラブルを防ぐことができます。

施主検査は、家づくりの最後の仕上げとも言えるステップです。

この記事で紹介したポイントを押さえて、後悔のない施主検査を行い、安心して新生活をスタートしましょう。

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