大規模宅地分譲地(開発地)のメリットとデメリット!
大規模宅地分譲地や建物と土地がセットで売り出されている概ね100区画を超えるような分譲開発地には、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
●また区画どうしの配置も配慮された区画割になっていたりするので、隣人同士、建物が出来上がっても住みやすい環境になる
※ただし分譲宅地費用の内訳の確認は必要ですが、電線のある通常の分譲地よりは、エリアの資産価値としては当然上がります。
さらに最寄り駅から遠くなれば利便性を考慮して周辺に生活必需品を扱う施設があるかどうかの確認も必要になります。
住環境は大事だが『住まい方』は、減価償却目線で考える!
大規模住宅開発地は、とかく自然環境が良いや眺望が素晴らしいなど、外部環境を上手く取り入れた宣伝文句が踊っている傾向にあります。
住民がそこに長期に住むにあたっては、当然このような、人と自然、人と安らぎを求めて家を建て住居をそこに定着させる為の、必要不可欠な要素が、揃っているのは、大規模開発の住環境です。
一方で、”生活をする”という目線で見たときはどうでしょうか?
デメリットの②に書きました、周辺環境に生活に便利な施設や、日用品を安価に簡単にいつでも手に入る環境がそろっているでしょうか?
あるいは、徒歩圏内に医療施設などが、揃っていますか?
住環境は、恐らく余程の自然災害や人的災害で被害を受けない限り一旦そのエリアで得られた自然環境は、ずっと変わらずあなたのものでしょう!
『住まい方』の減価償却目線とは、自然環境は永遠の物かも知れませんが、そこに暮らすあなたや人は、年月と共に体力的に衰えていきます。
また、最初は、子育てがしやすい町並みや環境で選んだ宅地とはいえ、子供達は、小学校入学からこの大規模住宅地に住みだしたとして、高校卒業するまでのわずか12年で巣立っていきます。
子育ては、短期で終了することになり、その頃には、あなたの年齢も今より12年とか15年とか年を重ねています。
それ以降は、体力勝負の時代がやがてあなたにもやってくることになります。
大概の大規模宅地分譲地は、車を利用しないとなかなかたどり着けない生活必需品を扱う施設や医療施設、それに最寄りの駅。
年を取って自宅から徒歩で行ける場所にそれらの施設があれば、体力増強維持にも役立ちます。
減価償却とは、そのような人間の体力性能が落ちていくであろう住環境に住まう人の体力価値が0になってもその住環境が逆にプラスに転じてくれるような、周辺環境を重視して、今から住居をどこにすべきか選択して考えるべき意味です。
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22年後、その宅地開発地が発展しているかの見極め方
22年という年数の期間は、新築木造住宅を購入して木造の法定耐用年数が通常22年を意味します。
あくまで減価償却の計算上の年数なので建物を立て替えしないといけないレベルの話ではありません。
22年は、あなたがもし22年までの間に中古で売りに出したとして、新たにその中古の住宅を買ってくれる購入者が現れたとします。
22年以内の中古物件なら、その新たな購入者さんに向けて金融機関が融資を出せるギリギリの中古物件となります。
なので22年以上あなたがその住宅地で住もうとするなら、性能の良い住宅を購入しておくのは勿論ですが、リフォームもしながら、家の耐久性能をあげたり設備も一新しながら資産価値を落とさない努力もあなたの家にしておくことが大切です。
それよりも重要なのが、その住宅エリアが周辺エリアも含めて耐用年数が過ぎた住宅よりも資産価値が上がってきている住みたい便利なエリアに将来発展しているかです。
②エリア開発地からその地域の一番近い都市部までのアクセスが1時間で移動できるか?
③近くの既存住宅エリアで建て替え需要が多く見られるか?
そうなれば、雇用の創出や、アパートの建設、飲食店や物販などの店舗が進出するきっかけになるので、将来便利になっていく可能性は十分考えられます。
②都市部までの移動時間は、車やバス、電車利用でも1時間以内であれば、予定を組みやすくストレスを感じにくい時間単位ではないでしょうか?
経験上私も通勤時間に関しては、最長で1時間45分圏内の通勤を長く経験していました。
なので1時間圏内以上の時間軸で住むところを選択したとしても、アクセスの乗り換えが多いかそうでないかの、検討もすれば、さらに遠くても良いエリアの選択幅も広がるはずです。
ある意味エリア需要があり将来発展があることの表われなので、そのあたりも計画があるかないかを確認しましょう!
まとめ
いかがでしたか?
新築戸建てをお考えのあなたにとって、住むエリアや家をどこで探せば良いか?は、重要な問題です。
いつも言われることの1つに家は、一生に一度の買い物!
ならば、家のデザインや性能にこだわりを持つのは、当たり前です。
家自体に最近は、どのハウスメーカーや工務店で建築しても遜色変わらない性能や耐震性などは維持できます。
迷ったり不透明なのは、どこで住めば良いのか?とかそのエリアが発展するのか?などです。
より重要なのは、長期目線で、家と一緒にあなたやあなたの家族が、楽しく過ごせて利便性が良い住居エリアを先読みして手に入れることです!
すこしでもこの記事があなたの役に立てば、嬉しいです。