まずは、完成後の『部屋の中の部屋!』
それでは、最初に完成した部屋の中の部屋を見ていただきます。
わかりずらいので、別の角度からも
さらにもう一枚は、上部から2階のベッドの様子も
もともと製作過程を前提にご紹介出来れば良かったのですが、見てのとうり完成後、使用してから数年経過しています。
息子が、使っている環境なのでごちゃ混ぜ感満載ですが、これからDIYをしてみようかな?とか、もうすでにどっぷり浸かっておられるDIYヤーのあなたのちょっとしたヒントや参考になれば嬉しいです。
このDIYのきっかけは、息子が高校生の2年になってから、いよいよ来年は、大学受験を目指すのに先駆けて、受験に集中できるようにと作り始めたのが始まりです。
そうなると、息子も俄然張り切りだして、なぜか一緒に部屋づくりを骨組までの約3日間夜中まで(ノコギリの音できっと近所迷惑だったと思いますが。。)作業して一気に完成させました。
あとは、細かい内装や、外側の壁の仕上げなどは、ちまちま数週間かけて私が作業していきましたが、この作業工程が、我を忘れて(会社のことや嫌な事は、全く完全に吹き飛んでいる心地よい時間です)集中できるDIYの醍醐味です。
各部の詳細と作り方
先程の写真では、全体がつかめないので、簡単な部屋の平面図と部屋の中の部屋の姿図がこちらです。
●壁の高さは、下地石膏ボードが1枚1820の高さになるのでそれに合わせて最初から考えておく!
塗り壁とエコカラットを今回貼るために壁の下地は、ホームセンターでも手に入る石膏ボードを使用
壁は規格のままH1820をそのまま利用してカットを省くために、部屋高さを2階のベッド部H320と下の部屋の天井高H1500で最初に考えておきました。
仕上げ材料には、2種類(工夫2)壁ごとに貼り分けています。
塗り壁に西洋風珪藻土(ネットで購入)で色は、迷いましたがローズマリーブルーで青と紫の混合のような色です。
反対の入り口横の壁に調湿機能のあるエコカラットを市松模様に2色を色わけしながら模様方向も縱と横の市松にして貼っています。
塗り壁仕上げの壁には、前もってガラスブロック(工夫3)を先に2箇所仕込んでおいて塗り壁の厚みも考えながら下地ボードより木枠を前に出しています。
塗り壁を塗る場合は、材料の購入量を考える!
①簡単な平塗りにするか模様をデイープにするかで使用する量が増えるため
②本来の塗り作業は、下塗り中塗り仕上げ塗りで複数回塗り作業して、味のある本格的な仕上げになるが、経済面も考慮して材料を購入すること!
なので、キレイな仕上げにこだわらないのであれば、柱(2×4の幅で約90ミリ)の間も収納に利用するなど有効利用しましょう!
空間利用のため、外側の石膏ボード裏地が見えたままです。
その代わり柱幅(本当の家の造りであれば、柱の間に断熱材があって内側にクロスなどの仕上げに石膏ボードの貼り付けになります)は、写真のように棚を奥まで設置できて狭い空間ながら、有効に活用(工夫4)できます。
左にも書類や本、ペーパーなどを入れれるように、ブックシェルフ代わりに作っています。
あとは、配線が、縦横無尽に張り巡らされていますので、水道配管用の保温材を利用して配線を隠蔽(工夫5)しています。
固定方法も、保温材取り付け用の金具で固定しています。
勉強机とは、背面の反対側には、2×4の柱で金具受けを設置して、それを利用した、可変式の棚受けと、写真では見えませんが、その下には、固定式の折りたためるテーブルを配置しています。
①内装仕上げを便利にするなら、柱や梁の2×4材の幅を利用して、収納の奥行きに活用する。
②配線や、LED照明など、木材(2×4)に直接取り付けしやすい
今回はDIYシリーズ第2弾として二段ベッドの階段収納と移動式机の作り方です 2段ベッドをDIYで作るメリット5つ 二段ベッドのある部屋は、空間を2倍に使える! 布団をたたまなくても、布団の下が湿気ない(特に冬場が助かる) 部[…]
次に2階をベッドにしているため、階段が必要です。
部屋入り口の面を半分壁間仕切りにしています。
同時に下の部屋の入り口開口とベッドの入り口が上下同じ位置になります。
なので出入りに邪魔にならない最小幅の別の造作階段を別途作りました。
それがこちらです。
同じ階段を作るなら階段下にも、収納スペースを設けています。
階段を上がってベッドに入るときの手すりも取り付けました。
手すりは自作で2×4材の幅そのままを手すりなりにカットしただけですが、DIYなので仕上がりは悪いです。
安全の為強固にビス固定しています。
安全に関しては、階段も同じです。
階段を製作するなら、踏み込み高さと踏み板の幅は、それぞれ必ず同じ寸法にしましょう!
なぜなら、寸法が変わるとつまずき転倒の原因になるからです。
部屋の中に部屋を作って空間が広がったか検証してみた!
当たり前ですが、寝るスペースが今までであれば、布団を敷いて寝ていましたので、部屋の床面積をその分支配されていた訳です。
それが、2階へ寝るスペース、具体的には、約2平米が、有効活用されて、逆に広がる訳ですから、元々の洋室6畳が7,5畳くらいに増えています。
面積のみならず、部屋を作った内装仕上げで別に棚を設置したので、そこも今までに無かったスペースが広がって物の整理や収納に少なからず役に立っています。
階段を作ることでその下にも小物やバーベルを置いたりできます。(バーベルの重みで階段もズレにくくなりました)
あとは、写真ではお見苦しいごちゃ混ぜ感丸出しですが、今までの既製の勉強机や本だな収納もそのまま使用して部屋をつくった内側や周りにレイアウトを上手く考えて設置していますので、見た目には、前よりスッキリして手狭になった感じは、全く感じません。
このように感じるには、理由があります。
部屋は、床の平面だけを利用してしまいがちですが、上の空間を有効利用することで、平面が3次元で利用できるようになるからです。
あとは、間仕切りによる視覚効果もあります。
洋室の部屋のドアーをあけて部屋内を見るのと、扉をあけてもDIYで作った壁間仕切りで部屋全体がすぐに見渡せないのとでは、お分かりのように、部屋の狭さや広さがすぐに判別できないのもあるからです。
部屋の扉をあけるとこんな感じです
まとめ
いかがでしたか?
色々なDIYであなたのお家でできる工夫や今回ご紹介した『部屋の中の部屋』も、その中で色々工夫を凝らしてみた1つです。
DIYをすることで、単に収納を増やすとか、装飾を施すとかのみならず、もしかすれば、そこで暮らす家族の利便性や、家での楽しい生活が、お家を新築してからもより一層できるのもDIYの良いところです。
この記事を参考にして、あなたやあなた自身の家や家族の為に工夫してみてはいかかですか?