私の経験からマンションと戸建てでは、どのような違いがあるかを解説します!
これから新築で一戸建てを買うか?マンションを買うか?で悩んでいるあなたにどちらが将来、あなたとあなたの家族にとってメリットがあって良かったと思えるか?を以下の7つのポイントで解説します。
- 戸建てとマンションの根本の違い(内装 外装も含めて)
- 隣人さんとの距離感は?
- 生活する上でのめんどくさい出来事の違い
- 周辺環境は、どちらも大事!
- マンションは、住む部屋によって天と地の差が!
- メンテナンスに掛かる費用は、結局どっちが多い?
- 戸建てもマンションも将来の売却を考えるなら。
新築戸建てとマンションの大きく違うこと。
見た目で違うのは、戸建ては、あなたの城。
マンションは、建物全体では、一見豪華な外観に見えますがそれは、マンション住人全部の所有物なので部屋である一部しか自分の物にはなりません。
同じ人間が生活する場所としては、やはり戸建てとマンションでは、概念が大きく違います。
構造と法定耐用年数の関係は知っておきましょう
戸建ての多くは、木造で法定耐用年数で言えば22年です。
マンションの場合はRC造が多いので同じ法定耐用年数は47年と大きく違います。
ただ”耐用”と言っても、勘違いしないで欲しいのは、木造もRC(鉄筋コンクリート)も、よほど強烈な地震でもこない限り大丈夫です。
ご安心を!
ここでこの法定耐用年数の違いを書いたのは、売却するとなれば、やはり構造が頑丈であればあるほど売りやすいからです。
そして、法定耐用年数の経過以内に買い替え時に売却する事で、あなたの物件を購入してくれるお客さんが、反対に購入時に銀行から購入資金を借りるローンの審査にも通り易くなるためです。
外観や内装の自由度は、断然戸建てに軍配!
下記の記事では、戸建ての外壁の選び方を解説しています↓
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戸建てとマンションでは、外観や内装の選択自由度が格段に違います。
売り出し段階でマンションの外観は既に決められています。
実際の外観は、パンフレットやHPからのイメージでの確認しかできません。
購入の契約をしてからでしか実際のマンションのできあがりを見れません。
物件購入後そもそも内装設備についても一括で仕様が決められているので、購入者の選択の余地が無いのが、マンションになります。
一部の物件で、まれですが設備品とか内装の仕様を工事中の早い段階でオプション選択できたりします。
仕上がってから入居前や後で部屋内リビングの壁に健康エコ建材(エコカラットと呼ばれる調湿機能建材)などを有償で工事ができる場合があります。
しかし戸建てのように建てる前から自分の好きな設備や外観を選んで注文できる自由度はマンションにはありません。
住む場所それ自体にもマンションは、限定的です。
マンションは、開発規模が大きいので建設段階で相当大きな敷地や土地が必要です。
そんな広い土地があるのは、滅多にありません。
どこかの工場跡地や学校の廃校跡、相当広い農地を埋め立てて宅地造成するとか、小高い丘陵地などが造成されたりします。
戸建ての分譲地や小規模での区画造成でできる戸建てなど、あるいは、家1軒が建てれる土地さえあれば、どこでも住める戸建てとは、住める場所も限定的です。
また大規模マンションとなれば、都心のタワーマンションにしろ中低層の大規模マンションにしろ、売り出し前の早めの情報収集が鍵になります。
あとでお話ししますが、売り出されるとあっと言う間にマンションの中の人気の各階の部屋は、成約していきます。
建設期間も大きく違います。
概ね戸建ては、着工して完成まで木造であれば3ヶ月~4ヶ月くらいです。
マンションになると地盤の杭打ちなど基礎も大規模ですし躯体の建設にも時間が必要なので約1年かそれ以上掛かる場合もあります。
なのでマンションに住むのであれば、近い将来の生活の計画を早めに立てておく必要があります。
お隣さんとの距離感が全然違います!
マンションの住人になると分譲マンション特有の区分所有法に基づいて自動的に管理組合がマンション住人全員のためにできあがります。
なぜなら、マンション全体の建物は、あなたが住む個別の部屋以外は、あなたの所有物ではありません。
なのでマンション住人全員で管理して後々のメンテナンス費用も払い、管理するための色々な規約を定めて守らないといけません。
その点戸建てであれば、その土地と建物は、住む人がどのような使い方をしても誰からも文句は言われません。
また好きなときに勝手にリフォームをしても良いですし、規約などあるはずもありません。
ただし地域の自治会という、コミュニティーのような、マンションよりかはルールは、だいぶゆるくてゴミ出しルールとか当番を決めたりする程度の集会はあります。
ですがマンションよりは、ほとんど気にするほど負担もありません。
共通して言えることは、マンションでも戸建てでも必ず、自治会長になってまとめ役になる人が存在しますので、全任すれば、何もすることは、特にありません。
まずは、このようなその地域や空間でのルールのあるコミュニティーの中での生活は避けて通れません。
ここで気になる隣人さんとの距離感が大きく違うことをお伝えすると、先程のルールを決めるマンション空間と戸建てでの住人との接触機会の頻度が肌感覚で全く違います。
どういう事かと言うと、マンションでは、一歩玄関を出ると朝から夜遅くまで、マンション内で何百世帯もの住人が、行き来しています。
狭い共用部の廊下や階段、エレベーター、ポスト受け、アプローチホール、駐車場に至るまで、常に誰かと往来して、必要であれば挨拶を交わしたりエレベーターの乗り降りでも譲り合いなど、考えるだけで気を使う場面が日常的に起こります。
また玄関を出れば、玄関前が大体は共用廊下となってるのがマンションです。
その階の同じ住人さんと何度も玄関前の廊下で鉢合わせすることも多数で、住み慣れてくるとその内挨拶もなくなります。
同じエレベーター乗り場へ一緒に歩いて行くなどしてそのままマンションの出口まで無言で、距離をあけながら歩いて行くといったことが、日常的になります。
これって、以外とめんどくさく感じます。
戸建てとマンションに住んで分かっためんどくさい事
先程書きました、マンションの管理組合とか戸建ての自治会などのコミュニティールールに加えて一番めんどくさいのは、マンションでの生活です。
新築されて入居が始まると一斉に住人さんが、生活をスタートします。
時間が経つにつれて、起きるもめ事や、マンション内の施設の使い勝手そして近所つきあいなど色々でてきます。
それではマンションから
- 機械式駐車設備の場合は要注意!すでに先に出し入れの操作をしている住民さんが居れば、出し入れを待たないといけない。
- ついでにもう1つたまに自分の駐車位置に間違えて駐車されていることがある。
- 最後にもう1つ来客の駐車枠を予約しないといけない 時たま空いていない。
- 共用廊下から外部への扉をあけて出てしまって鍵を持って出るのを忘れ、オートロックで閉め出される。
- 自転車置き場も自転車が増えすぎると購入しても敷地内に駐車枠が確保できなくなる。
- 駐車場から出るときにタイミングを誤って侵入防止用チェーンに車をひっかけてちぎってしまう。
- ベランダに出てくつろぎたいけど隣との境界壁は、非常用の簡易壁なので隣人さんの空気が伝わってきて落ち着いてくつろげない。
- 風通しを良くするために玄関扉の内側に内玄関扉を設置して玄関ドアーを少し開けたら最後、ものすごい風のとうりがよくなるので気を付けないと、リビング側の扉が勢いよく閉まって扉にガラスがはまっていれば、割れてしまい危険です。
風が突風のように部屋内を抜けるので注意して扉の固定をしておかないと危険です。 - 特に主婦達のマンション内での付き合いができはじめると、相手を選別して付き合いたいのにそれが中々できないことがめんどくさいようです。
つづいて戸建て編
- 新築入居直後と10年目くらいに色々な勧誘の訪問が頻繁に来る。
例えば、新築直後は、新聞購読の勧誘とか有線放送入会など。
新築から10年くらい経つとリフォームや外壁塗装、色々な修理の案内営業。
電話でも頻繁に色々なところから無作為抽出的に電話が鳴ります。 - 分譲地内で新築注文住宅に住むと大体同じ世代の家族が住まい出します。
子供の居る家庭は、学校とかの集団登校や下校で安心して送り迎えができたり、当たり障りの無い近所つきあいは、可能です。
中には、以前の引っ越し前の学校でいじめや色々なトラブルをかかえた新ファミリーが近所に居ると、親御さんもぴりぴりしています。
時たま、下校時に一緒に近隣の子供達と自分の子供が帰ってこないとなれば、のけ者にされたと勘違いして怒鳴り込んできたりもされます。
マンションよりかは、戸建ての方が意外と個別の家庭の事情が近隣同士で表面化する感じがします。 - 戸建てはマンションと違って、敷地(土地付き)がセットなので、外構に関係する備品類の購入が多くなる傾向にあります。
(コレは、DIYがマンションよりしやすいので、新築からこの先は、結構長いスパンで繰り広げられます)
もし庭つきであれば、庭をキレイにするのに、プランターを買って花や野菜を植えてみたり、あとからウッドデッキを作ってみたり、外部倉庫を買ってみたり はたまた、車用にカーポートを造ったりとなにかと出費が絶えません。
私が経験的にしんどくなり出しているのが、庭に常緑樹を植えたので秋になると高さ3m以上になって森のような状態になるので、剪定するのが年々大変になります。
(夏は日陰ができて室内に直射日光が当たらなくて良いのですが、、、)
また草や雑草がはえるような土面が敷地内にわずかでもあると抜くだけでも重労働です。 - 戸建てはペットが飼えるので良いですが、自分の所でも犬を飼っていながら、いざ、隣人も犬を飼いだすとやたらと家の室内で吠える鳴き声が響いてくるのでうるさく感じるときがあり まあ、勝手な話と思いますが、、、
ここで感じることは、戸建ての方が隣人との距離感は、マンションより程良い距離にあるかも知れません。
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周辺環境は、マンションも戸建ても大事です。
ここでお伝えしたい周辺環境は、生活がしやすい意味です。
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- 周辺環境で一番は、利便性です。
マンションや戸建ての周りにスーパーやコンビニ、開業医、郵便局や銀行、ちょっとした飲食店。
このような店や施設が徒歩圏内にあれば、1年365日便利なのは当然です。
意外とこのような周辺施設を考えずにマンションや戸建てを買ってしまったり、近くにこのような施設がなくても車で行ければいいやと軽く考えて家を買ってしまい、あとで後悔することになります。
家族が増えれば、車を使える大人以外の家族に、近くにスーパーなどが無ければ簡単に買い出しも頼めないし、ちょっとした買い物も歩いて簡単に行けない上に、風邪や頭痛など徒歩圏内に病院が無いとすぐに近くのお医者さんにも診てももらえないからです。 - あとは、交通機関で特に歩いて行ける最寄りの駅があるのと無いのとでも、生活にも相当大きく影響します。
マンションは、住む部屋の位置や階によって生活のしやすさが変わります。
- 高層階と低層階では、エレベーターの使用頻度が違います。
高層階に住むとエレベーターを待つ時間がトータルで段違いに増えるため、時間が無駄です。
具体的には、2階に住むのが一番効率的です。
2階であれば、階段も利用できてすぐに上り降りができ、しかも足腰に丁度良い運動にもなります。 - 各階のエレベーター近くに部屋があると、部屋の前に各階の住人さんや外部訪問者の行き来が多くなるので、慌ただしさが増えて住むには、煩わしさを感じます。
- できれば端部屋のほうが、静かに生活できますが、売り出し価格は、高めになります。
- 高層階は展望が良いですが、外部からの風が普段から強いのでベランダのサッシを開けづらくなります。
また、低層よりも高層に住んでいると外から聞こえてくる道路を走る車の騒音や人の声、喧噪が意外にも伝わってきます。 - 部屋を決める際は(人気の部屋は抽選で決まる場合もありますが)部屋の近くに(特には低層階)マンション用の発電設備や機械などの動力設備が近くにあると特有の設備音源が聞こえやすくなりますので注意しましょう!
自走式駐車場や機械式駐車場の近くも同じです。
住宅販売会社のパンフなどで位置関係も把握しながらこれらの生活音にも気をつけて階層や部屋位置を検討することをおすすめします。
メンテナンス費用にも違いはあるの?
- 特に入居後費用負担を実感するのは、マンションの方です。
マンション生活は管理組合から修繕積立金を徴収され、長く住めば、マンションの設備や外壁のリニューアル、その他のメンテ費用に充てられるのでまだましですが、私のように途中で引っ越してしまうと、全額払い済みの費用は、恩恵も受けること無く払い損になりました。
ただし考え方次第で、この先ずっと維持費を払い続ければ、相当な金額になり、そのメンテも決して住人のメリットを感じる費用に使われるとは言い切れません。 - そのほかには、マンションの管理として委託された管理会社への日々の清掃費などの管理費などがあります。
- 機械式やタワー式の駐車場があるマンションですと別途駐車場代として費用をおさめる場合があります。
- 一方戸建てになると、マンションのように別途払う費用がない代わりに、将来、建物である家の補修やメンテナンス費用は、必要になれば必要な箇所にのみメンテをすれば良いですし、日々のメンテを自らしていれば、一度に大きなお金を使う必要は無いでしょう。
- ただ戸建ては、マンションのように頑丈でない分、外部の修繕に掛かる費用は、トータルすると多くの費用が発生する可能性はあります。(大きな地震や災害が発生したとき以外は、それほど高額な費用は、必要ありません)
戸建ての維持メンテナンスは、戸建ての住人自らしていく必要があるため、実質的な費用の比較をマンションと比べるとなれば、ケースバイケースで物件ごとの痛み具合や住人のメンテ意識に大きく関わるので費用の比較はむずかしいと思います。
将来売却するならどっちが得?
いろんな諸事情で今の住み慣れたお家を売ろうと考えているあなた 売ろうとしている以上誰かにあなたのお家を気持ちよく購入してもらわなければいけません そんなあなたも気持ちよく家を売却するための方法と手順がこの記事を読めば[…]
売却しやすい評価ポイント | マンション | 戸建て |
---|---|---|
建物の構造とリノベーションの関係 | 部屋内のフルリノベーションまでは可能 | 土地があるので解体して新築立て替えが可能 |
立地と周辺環境の絶対条件 | 徒歩圏内に駅があって生活施設が充実していれば問題なし | 戸建てもおなじ |
築年数による売却のタイミング | 売却を考えるなら新築後10年程度までがベストなタイミング。なぜならマンション開発は立地も含めて進化しているので、古すぎると敬遠されがちになる | その土地は買い手も住みたい場所。築年数が経過しても戸建ては、立て替えも含めて手を加えやすい |
メンテナンス維持費用と売却の関係 | 修繕積立金や管理費用を払い続けるので費用の増加につながる。長く住めば払い済みの費用がもったいない。 | 戸建ての維持費は、住む人次第で高くも低くもなるので売却しやすいように家に気を配れば問題ない |
住み替えるならどちら? |
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
マンションや戸建てを買って実際に住んでみての感想は、
- 隣近所の人たちと程良く付き合える住人さんかどうかが、家族で住まう場合一番気になります。
前もってこれは、決められませんが、もし子供さんがおられる家庭であれば、せいぜい小学校に通う間までの辛抱です。
これが過ぎれば、自然と付き合いも負担を感じなくなる程度に収まっていきます。 - マンションを買うと決めれば、早めの情報収集が鍵になります。
理由は、選ぶ部屋をこれまで記事に書きました、マンション敷地内での生活のしやすさです。
音の問題や住人さんとの距離感で一番自身に合った部屋を価格と相談しながら抽選に選ばれるように早めに検討しましょう! - 戸建てを買うと決めれば、マンションよりは住む場所に選択幅が広がります。
なので、周辺環境を重視して検討すれば、長い住まいになればなるほど損はしません! - 戸建ての方が設備や外観などオリジナルな注文住宅が選べるので長い目で自身のライフスタイルを反映させやすいです。
マンションであれば、戸建てを近い将来に検討して住み替えるライフプランがあれば、資金が貯まったタイミングにステップアップとしての売却検討をおすすめします。
以上ここまでお読み頂きありがとう御座いました。