この近い将来日本は、もっと深刻な超高齢化社会になりますよね
二世帯住宅は、結局子育てがしやすい住環境!
私の経験で言うと、男性なので、あまり偉そうな事が言えませんが、子供が生まれてから(一姫二太郎)私なんかより、嫁の方が今でも大変かと思いますが、子育てに奮闘しておりました。
当時は、嫁側の実家とそのとき住んでいたマンションとは、車で1時間ちょいくらいかかる所でしたので、子供ができてから、すぐに嫁の実家で子育てが開始されたのでした。
そのとき思ったのは、私も嫁だけに子育てを任せるのもどうかと考え、当時会社へも嫁の実家からは、少し遠くなるとは言え、決して通えない距離でもなかったので、嫁の実家でマスオさんになって1ヶ月ほど嫁が落ち着くまでの間、一緒に生活をともにすることにしました。
ここが、偉そうに言えないところでして、子育てに関わるのはほとんどが嫁の方で男親である私は、ほぼ役には立たない存在でした。
前置きが非常に長くなりましたが、結局のところ子育ては、嫁の実家で一緒に面倒をみてもらえた、義理のお父さんや、お母さんの存在が大きく、私としても私のめんどうまで掛けさせていたであろう、ありがたいご両親のおかげかなあと今でも思うわけです。
嫁にとってもこの1ヶ月は、最初の子供でもあったわけで、非常に身体も心も少しでも負担が軽くなり助かったようです。
これが、もし仮に二世帯住宅で一緒に近くで過ごせていたとすれば、1ヶ月で自宅に嫁とは、もどりましたが、そのあとも延々と朝から夜中まで続く大変な子育ては、このあとの保育園や小学校、中学校へと通い、子供達が育っていくたびに、ご両親へタイムリーに助けを求められたのではとすごく思います。
その意味では、子育て環境が整っているのは、二世帯住宅の最大のメリットであることは、容易に想像出来たことです。
よくママ友同士で、子育てされている近くに住む同じようなママさんが居れば、お互い同じ境遇で子育ても頑張れるようです。
しかし以外にもそうではない場合もよく耳にしますので、親子の関係の方が、ある一定のルールさえ決めれば、煩わしいママ友関係よりは、スムースかもしれません。
しかも、早い段階で、子供を両親に預けて仕事復帰も出来て、パートなどにも働きに行きやすくなったりで利点も多くあります。
結論は、二世帯住宅の環境は、子育てに優れた環境だと言うことです。
親世代にとっては、介護が必要になれば、介護されたい場所は自宅希望が一番多い。
介護は、する方もされる方も、誰もが決して喜べるべきことではありません。
親にしてみれば自分は、大丈夫とか、介護なんかされたくないと思っています。
逆に子にしてみれば、自分の親を介護しなくてはならなくなったら、めちゃくちゃ大変とか、その時は、ディーサービスを頼んで介護してもらえば良いと思っています。
お互いあまりよろしくないマイナスのイメージしかありませんよね。
また、いつの時代の調査でも、高齢になれば介護されたい場所や最後を迎えたい場所はどこか?の問いに対し、”自宅”と答える割合が高いことが分ります。
そんな家での介護が必要になるとしても、決してネガティブに捉えるべきことでは、ありません。
介護の原因となるきっかけの一番多いとされる認知症の割合が20%弱くらいと言われています。
脳の血管疾患で倒れる場合は、致し方ないと考えられますが、それ以外は、高齢による体力的な衰えも原因です。
私の両親のように、つまずきや転倒から骨折したことで介護までには至りませんでしたが、それが原因で一気に衰えが加速していきました。
このように、介護の原因となる認知症や転倒などによる骨折からの体力の衰えなど、もし二世帯で一緒に生活していれば、少しでも早い段階で認知症に気づいたり、転倒しないような防止措置や注意喚起ができます。
特に転倒防止は、家の設計段階でもバリアフリー、手すりの設置や生活導線のプランを綿密にする事で解決できます。
また最近では、特定のハウスメーカーが、寄り添い可能なリハビリのサポートができる商品を開発しています。
介護する側の負担軽減や天井からのレールで介護本人の身体を吊す感じでやさしくリハビリ中にも再転倒しないように補助してくれる商品が出ています。
このような商品も数年後には、普通の住宅に装備できるようになると言われています。
手すり以外でこのような商品を数年後に実用化できるのであれば、事前に生活する場所の天井や導線の廊下などの天井にレールをあとから取り付け可能なように下地補強をしておけば良いのではないでしょうか?
一緒に暮らせる子供達との刺激のある会話や生活で高齢の親御さんも生きる力をもらえるでしょうし、インフラ面でも事前の準備を怠らなければ、二世帯住宅は、より価値や意味のある空間になります。
もし高齢になられたご両親が同居中だけどしばらく家を空けるとか、離れたところでお住まいでの行動が特に気になるようであればこちらの商品を導入してみてはいかがですか? ↓
一番おすすめなのは、結論、部分共有の二世帯住宅間取り!
二世帯住宅の種類は大きく分けて3種類
キッチンやリビングなどは、お互い共有して利用するが、お風呂やトイレは別々で、使用しながら生活するパターンです。
特にお風呂などは、生活リズムの時間帯の違いなどで別々に使える方がメリットは大きいでしょう。
よっぽど、お互いが長期の生活をする中で、いざこざや、もめ事がない関係を構築できるのであれば、一番経済面でも楽です。
その上ストレスフリーで理想的な生活が可能でしょう。
多分大方は、ムリかと思います。
玄関が2つあって2階建てのアパートみたいな感じです。
メリットは、ほぼお互い干渉されないのでわずらわしさがない。
デメリットは、メリットがデメリットになって、親がもし倒れていてもすぐにわからない可能性があります。
これなら同じ高い建築コストや経済面で費用増しになるのであれば離れたところで暮らす方が逆に良いくらいです。
以上のような、3つのパターンから考えるとほど良く関係が保つことができて、いざという時は、すぐにお互い協力し合えることができるのが、部分共有型の建築形式です。
部分共有型の間取りで注意するポイント!
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- 一番に考えるのは、水回りの位置関係です。
平屋建築であれば、お互いのお風呂の位置は、真反対にして就寝の妨げにならないようにする。
2階建てにして1階と2階の別世帯にする場合は、やはりお風呂の位置は、上下階で1階に寝室を配置することの無いようにする。 - トイレの位置も特に子世帯が使うトイレの位置が親世帯の寝室に隣接しないプランにする事。
- リビングを共有する場合は、親世帯の寝室の壁をはさんでTVを配置する時に壁際にこないようにする。
以上の水回りは生活雑音になるので、高齢者にとっては、就寝の妨げや、ストレスの原因になるので配慮しましょう! - キッチンは、できれば親世帯の為に、ミニキッチンを配置した方が良い。
なぜなら、親にしてみれば、自分の使い勝手で、お茶や、ちょっとした食べ物を好みで作ってたべる方が気楽だからです。
同時に身体が不自由になりだすと逆に、キッチンに立って作業をする事が、リハビリにもなるからです。
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最初から介護に適した設備の備えで2世帯住宅プランを!
そもそも二世帯住宅を考える理由は、これまでも述べましたが、子育てや、お互いの助け合い、経済面での負担減が一番です。
さらには、これから超高齢化を迎えるにつれて、高齢者の為を考えるなら、二世代同士での良い刺激や、会話をすることで、少なからず生活のはりや、生きがいにつながり、若さを保てたりする大きなメリットがあると思います。
そしていつ高齢者が、介護されてもいいように、年を取って不自由になることを想定して、建築する時は、手すりや、まだ不要であろう介護設備(福祉用具など)が備えれるような、間取りのプランを考えましょう!
前もって設備の取り付けができる下地を壁の内側にしておくこともおすすめします。
もし介護認定を受けてリフォームするときには、わざわざ壁をめくって大きくリフォームする事が無く、手すりなども見た目ですっきり取り付けできたりします。
また、二世帯の新築を建てる際の補助金や助成金など条件さえ整えば、建築費用の助けにもなります。
先程の介護リフォーム工事をするときには、別途、補助金が使えたり出来る場合もありますので、事前に調べてみることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?
二世帯住宅のメリットは
① 子育て環境に向いている。
② 親の安否や様子が分るので、すぐに対処可能
③ 介護が不安だが、二世代での刺激や設備の備えで急な介護にも心の準備ができて親世代も安心
④ 部分共有間取りプランならお互いに生活も楽
⑤ 子世帯なら旅行で家をあけたり、ペットの世話もお願いしたりできる
このように、決してデメリットばかりではなく、これからの高齢化社会に向かっての過ごし方としては、素晴らしい住環境を提供してくれるのが、二世帯住宅の最大のメリットです。
これからも色々な住生活や素晴らしい設備などあれば、ご紹介していきますので宜しくお願いします。