これから住み換えや新居を探しているあなた。
新しく洗濯機のドラム式や縦型洗濯機を購入しようと考えているなら、少し待ってください。
もしかすると設置不可かもわかりませんよ?
洗濯機パン『防水パン』には、大きさや種類がある。
防水パンの大きさはほとんどが下記説明の① ③ ④ ⑤のサイズが一般的です。
下記写真の防水パンは、4隅が台座になったタイプでその分洗濯機の排水ホースを防水パンの排水トラップと接続し易くなっています。(①と③タイプ)
次の防水パンの写真は、かさ上げ台の一体タイプです。(②のタイプ)
下記寸法は、台座部内側の参考値寸法です。
- 640×640ミリ (排水位置は、写真のように片側の真ん中のみです)
- 640×640→①と違うのは、高さ115程の台座が一体式になっていて排水トラップの内部部材を洗濯機を動かさなくても取り外せるタイプ
- 640×740
上記①~③は防水パン端中央にのみ排水トラップ接続位置が配置されている - 640×800(内寸法584×719)
- 640×900( 〃 560×808)
- 750×930( 〃 690×858)
④~⑥は排水トラップ位置が固定で短辺側端に真ん中 右 左側3カ所に配置できる種類があること。
④~⑥は①~③と違い洗濯機を乗せる台はない(上記内寸法がその意味)
④~⑥が下記写真の防水パンで底面がフラットになっているタイプです。(下記写真の防水パン排水位置は、真ん中のタイプ)
このタイプの防水パンは、洗濯機を置いた時に、洗濯機底の隙間が狭くなるので防水パンのトラップと排水接続ができるかを確認する事!
排水接続ができても、メンテがしずらくなる場合があるので注意が必要です。
ただし後で説明します別売のかさ上げ台の商品を取り付けすることでメンテナンスもできます。
これから新天地でスタートする学校や仕事に希望と不安でいっぱいのあなたへ 新居で始まる賃貸物件で考えるべき原状回復の意味を入居前に理解しておけば、 退出時に大家さんや管理会社とトラブラずにしかも費用も最小に抑えて退[…]
戸建ての新築をお考えであれば、大きめの洗濯機パンを設置しておくことも良いかも知れません。
ただし洗面脱衣場の大きさや他の収納設置スペースなど間取りの大きさも考える必要があります。
洗濯機パンの位置や種類を見て注意する点3つ
下記写真をイメージして据え付ける前に防水パンと購入予定の洗濯機の本体寸法をカタログなどで確認しておきましょう!
- 洗濯パンの周りが壁で囲われていないか?
●そもそもドラム式のように扉を手前に開けるタイプや本体の幅が大きかったりで、壁があるとドラム式洗濯機の扉が開き切れなくなります。
他には、排水ホースや給水ホースを接続する余裕がなくなるなど注意が必要です。 - 洗濯機パンは片側(洗濯機のうしろ側)がほぼ壁に接近して設置されているはずなので、その壁側の上部に取り付いているであろう給水金具の位置が低すぎて洗濯機と干渉してしまう。
●ただしここで注意が必要なのは、水栓金具が一見上にあるように見えてもあとで説明する、別売りの設置かさ上げ台の上に洗濯機を乗せたら余計にその高さ分で干渉してしまうことがあるので注意しましょう! - 洗濯機の脚位置に台のない底面が平らな防水パンの場合(下記写真)には、ドラム式などの大きなサイズであれば、洗濯機パンの内々に本体ごと入りきらない場合があります。
なので洗濯機各メーカーの4方脚位置の寸法と洗濯機の外形寸法や洗濯機の底周りの寸法を確認して、防水パンの大きさとも念入りに見て寸法を見るように注意しましょう!
設置予定の洗濯機サイズを見るポイント3つ
- 洗濯機の脚位置の各2点の外側までの幅寸法(奥行き寸法も念のため見ておく)
●設置台が付いた洗濯パンもしくは、台付きでないパンに設置予定の洗濯機の脚が乗る寸法かどうか? - 洗濯パンの排水位置が予定設置の洗濯機幅で隠れないか?
●完全に隠れてしまうと排水ホースが接続できない。出来たとしても、あとのメンテが困難! - どちらにせよ、①と②がクリアーしても、洗濯機の底の掃除があとからできるかどうか?
も確認しましょう!
もしドラム式洗濯機や縦型洗濯機が防水パンに納まらない場合は?
今までの設置出来るかどうかの確認方法でどうもムリかな?と思われそうであれば、洗濯機台かさ上げ用の商品があります。
このような商品はたくさん出ていますが、そんな中でもおすすめなのは、テクノテック社のイージースタンドという商品です。
このかさ上げ台の商品は、洗濯機本体を上にあげて設置出来ることで、排水ホースのねじれやその後の排水トラップから出る嫌な匂いを洗濯機下の隙間を確保してくれるため、掃除やメンテが出来る点も大きな特徴です。
洗濯機パンには大きさの違いや4隅に台のついたパンとそうでないパンがあります。
そのどちらにも対応しているイージースタンドは、4隅用の台の付いた防水パンには、かさ上げしてもあまり高くならないD77があります。
他には、もう1つ台のない底がフラットな防水パン用にD105の両方が揃っています。
どちらもそれぞれの防水洗濯機パンの形状に合うようにつくられているので、設置と同時に少し大きめになるドラム式などの洗濯機にも脚がのるようになっています。
さらにおすすめなポイントとしては、かさ上げ台の上には防振用ゴムがあるので、洗濯機特有の大きな音も軽減されます。
繰り返しになりますが、かさ上げすることで、洗濯機下のパンの汚れも掃除しやすいのと、排水の高圧洗浄が必要なマンションなどでは、排水の接続部がメンテしやすい構造になっています。
洗濯機のような重量物に対してもこのかさ上げ用イージースタンドは安定感があり振動でずれる心配も特にはありません。
限られた間口にどのような化粧台を取り付ければ洗面空間を快適にできるかを実例で解説します。 洗面化粧台を選ぶ時の注意点と考えるべきポイント! 脱衣場の広さに応じた幅の化粧台を選ぶこと!何しろ顔や髪の毛を洗うと水はねがすごいので[…]
まとめ
●洗濯機でも特にドラム式は、事前に脚位置や寸法を測っておいて、今設置されている洗濯防水パンに設置できるか確認しましょう!
●洗濯機は、商品自体が大きいので周りの洗面脱衣場にある干渉物で設置できなかったり、使い勝手が悪くなることがありますのでよ~く確認して、購入前には事前に商品を実物で見ておくことをおすすめします。
これからも便利な家用アイテムがあれば、ご紹介していきますので宜しくお願いします